馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

つらなりのほつれ fray of sequence(41)ラクダ、かんべん。

後輩ラクダが上から目線で吐きつづける正論、
かんべんしてや。
を、カピバラ流にかき氷して。

砂漠というほどでもない砂丘を歩いているとき、水飲み場はどういう原理で脳内を移動するのか気になった。自分の身体はどこに行こうとしていたのか、ぼおーっとしてボールを忘れてきたNBA選手が泊まった鳥取ラッキョウ村で、そば打ち名人のせいろがエビ天を追いかける夢から覚めたら、そこにラムネ水とかき氷があったので、茫然としている。こんなところでも後輩ラクダが上から目線で吐きつづける正論、ちょっと、かんべしてや、をカピバラ流にかき氷して、おいしい水という概念をよせつけない強固な城を構築するのだ、よーし、耳のない温泉まで。


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