馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌07.30感情を割る

ダイヤモンド刃の
丸のこで
ぎざぎざになった半生の
おもてだけ
うすっぺらに剝いでおく
人生のやりなおしに
セメントはいらない
おいらのわがままだって
気あいで、練りこんどいた。
冗談もぜんぶ
ていねいに削りとって
面をだす
あんたの戒名もついでに刻んで
接合すると
カミソリ一枚、入らんで。
墓の高さまで
テンションあげた声
その角度に
鉄杭を打ちこんで
ほんの少しだけ
つながっていた感情
ぱっかり割る


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