馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育22.9.5 おののくクサリ

「……」を、はねのけるように
踵をかえした

どうしてあんなことに、の
タガを外した

大型のカワサキ
急発進しながらなに言ってんだ、あいつ。

あとにのこされた傷のあとくされに
おののく
クサリが読点にくいこんで

ほんとにつらいこと、は
素足ではとてもうまく語れない


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