詩育日誌12.21青いイルカの夢⑰橋になる
島に漂着した砂のうえできづいたもうひとりなんだそう、だよな。返事はじぶんにキツめにか...
ゆらぐかけらShakenFragments⑩魚
魚のゆらぐかけらがめらめら小さな渦の流れが魚影を泳がせる ほかの魚が遠ざかると尾ひれ...
詩育日誌12.23わた雪
はるかむかしに好きな人をしくじったツミが重たくてまえに進めないいっつも、ツっパっとる...
詩育日誌12.24いま世界はうなだれている㉓あら、まあ。
すり減ったいとおしいが駆けてくる石段の言いたいこと、パリホテルを突き動かしてのぼって...
詩育日誌12.25青いイルカの夢⑰なんでも我慢
霧がでてきた甘えと怒りのいくつかの生き方は使用済みにしてきょうはいい仕事をしたねえ、...
詩育日誌12.26原っぱからメリクリ
スマフォをたべたべたべたそれおいしいんだそりゃもうを、よおーっ。あいさつは頭突きっこ...
ゆらぐかけらShakenFragments⑪よもや
よもやのゆらぐかけらがもやもやイルカは海峡を渡る よもやがイルカを泳いでいる今朝のち...
詩育日誌12.28秋に裏がえる鍵盤
声にならないことがエサ箱からはらり秋がうらがえった 食べそこねた葉っぱだよ見ごたえゾ...
詩育日誌12.29いま世界はうなだれている㉔愛おしい字体
(熱いお飲物とお菓子が食卓のうえにありますと女の声で) ナレーションの字体を明朝が急いで今日も、終わった、えれかった。 (こおもりのようなコワい声だ墓はもうつくらんいうて)...
詩育日誌12.30青いイルカの夢⑱お気に召すまま
おおみそかの道に迷ったデパ地下に流れこんだ大売出しの鮮魚コーナーいらっしゃいませ、イ...