富士通のノートパソコンで、まだ新しい機種でした。
電源を入れてみると・・・電源ランプは点きます。一瞬ディスクアクセスランプは点きますがそのままで、画面にはBIOSやメーカーロゴなども全く表示されず真っ黒のままです。
この様な場合・・・液晶パネルの故障もあるのですが、その際はディスクアクセスは通常通り行われ、Windowsの起動音などもしますが、今回は該当しません。
そもそもBIOS自体がうまく起動していないみたいでした。
この様な場合・・・バッテリーの充電や放電で何らかの異常を検知するとロックがかかってしまい、パソコン自体が起動しないことがあります。昔のノートパソコンでは、底面の内蔵バッテリーを簡単に取り外すことができたので、取り外して数分放置してから再度バッテリーを取り付けると、問題なくパソコンが起動することがありました。最近のノートパソコンでは薄型化のためか、内蔵バッテリーも簡単に取り外すことができない機種が多く、底面カバーを外して内蔵バッテリーのコネクターを一旦基盤から外して暫く放置してから、取り付けると起動することがあります。
今回も底面カバーを外さないといけないのかなと思い、パソコンの電源を切り背面を確認してみたら・・・小さい穴があり「RESET」と書かれていました。
富士通のノートパソコンでは、電源が切れなくなった時のために「RESET」や「OFF」といった記載のある小さな穴があり、クリップの先などをその穴に差し込み数秒間押し続けます。そうするとロックを解除することができる場合があります。
その後、パソコンの電源スイッチを入れたら・・・無事にメーカーロゴが表示され、Windowsのログイン画面が現れました。
お客様は・・・ログイン画面まで表示されれば大丈夫ということでした。
原因は不明なのですが、このようにロックがかかってしまった場合は、BIOSのリセットやバッテリーの切り離しを行うと直ることがあるのですが、バッテリーが取り外せないノートパソコンの場合・・・リセット用の小さな穴が設けているメーカーや機種もありますし、何も配慮されていない機種もあり様々です。
今回は「RESET」用の穴がありましたので、分解作業も必要なく簡単に対応できました。
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