スペック的には、Windows10 Pro 64bit(Windows8Proからアップグレード)、Core i3-3110M 2.40GHz、メモリ4GB(2GB増設)、HDD320GBというものです。
元々は、Windows8の機種で、メモリーは2GBしか搭載していない機種でしたので、2GBメモリーを増設して4GBで納めました。その後、お客様のほうでWindows10へのアップグレードを行ったそうです。
電源を入れてみると・・・確かにメーカーロゴが表示されてからWindowsの画面が起動するまでに、かなり時間がかかります。
プレゼンテーションなどを行う際に、使っているノートパソコンだそうで、なかなかWindowsが立ち上がらなかったり、アプリ(PowerPoint)が立ち上がるのに時間がかかり困る事が多くなったそうです。
状況を確認すると、ディスクは「正常」で、特に速度を低下させるようなアプリもありませんでした。
タスクマネージャーを確認すると・・・ディスク使用率が100%で貼りついたままです。メモリーの使用率も立ち上げただけで80%近くになっています。
これは、このブログでもよく書いていますが・・・ディスク(ハードディスク)の性能不足やメモリー容量不足が原因です。
Windows10でも初期のバージョンでは、このパソコンのスペックでも十分に動作していたのですが、半年に一回のWindows10のメジャーアップデートを繰り返すたびに、パソコンに要求されるスペックが高くなっていき、そのいっぽうで、パソコンの性能(ハード)はそのままなので、動作が遅くなってしまいます。
このようなパソコンを、実用になる動作速度へ戻すためには、
1.HDD(ハードディスク)をSSD(半導体ディスク)に換装する
2.メモリー容量を8GB以上にする(ただし、マザーボードの仕様で上限があります。32bitOSの場合は4GBが最大です)
この2点です。
お客様とご相談して、SSD(500GB)への換装、メモリーを4GB→8GBにすることになりました。
このパソコンは、底面カバーのネジ2ケ所を外して、カバーをスライドさせると、ディスクやメモリーにアクセスできます。
今回は、HDD(320GB)→SSD(500GB)と容量が増える換装なので、まず「これDo台 Pro Hi-Speed」で、元のHDD→用意したSSD(500GB)へクローンを作成します。
クローンできたSSDを、パソコンに取り付けて、Windowsが正常に起動してくることを確認しました。
あとは、パーティション編集ソフトを使って、SSD上の「未割り当て領域」をCドライブに割り当てました。
メモリーも4GB→8GBに増設しました。
SSD換装、メモリー増設作業完了後は、キビキビ動作するパソコンに復活しました。
6,7年前のWindows8.1のパソコンをWindows10へアップグレードすると、Windows10の最近のバージョンでは、動作が遅く感じられる場合がありますが、ディスクのSSD化やメモリー増設を行うことで、動作を速くすることが可能です。
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