元々のWindows8.1に戻した方がよいような気がするのですが、Windows10のままで使用したとのご希望です。
どうもWindows10のアップグレードに時間がかかるので、途中で「キャンセル」をクリックしたそうです。その後、またWindows10へのアップグレードを行ったとのことで、ファイルがおかしくなっているもかもしれません。
とりあえず電源を入れてみます。正常にWindowsが立ち上がってきます。IEやOffice関連は問題ありません。
メールソフトは、Windows Liveメールをお使いで、起動してみると・・・
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「コンピューターにMSVCR110.dllがないため、プログラムを開始できません。云々」と表示されます。その画面を閉じるとまた似たような名前のdllが無いというメッセージが数回表示されます。
セキュリティソフトも通常は自動起動で常駐するはずなのですが・・・ありません。手動で起動しようとすると、先ほどと同じように「MSVCR110.dllがない」というようなメッセージが数回表示されて起動できません。
ネットで調べると、「Visual Studio 2012 更新プログラム4のVisual C++再領布可能パッケージ」をインストールすれば良いみたいです。
パソコンは64bit版でしたので、64bit版のvredist_x64.exeをダウンロードしてインストールしました。
一旦再起動して、確認してみると・・・あれっ、全く状況は変わっていません。
さらにいろいろ調べてみると・・・OSが64bit版でも、まず32bit版用のvcredist_x86.exeをインストールして、さらに64bit版のvredist_x64.exeをインストールするように記載しているサイトもありました。
そのように32bit版、64bit版用の順にインストールして再起動・・・今度はWindowsが起動するとセキュリティソフトが自動起動して常駐しました。
Windows Liveメールを起動すると、今度は正常に立ち上がりメールの送受も問題ありませんでした。
中にはWindows10にアップグレードして使用したいというお客様もいらっしゃいますので、元のOSに戻すのではなくて、Windows10の状態で不具合を対処するということも行いますが、まだ気がついていない不具合や、エラーが発生する可能性がゼロでないことをお話ししてご返却です。
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