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Dドライブ 使用していないのに空きがない?

Windows7からWindows10へのアップグレードをして欲しいというお客様・・・いつものようにメーカーはWindows7のWindows10アップグレードについては保証していないので、Windows10にアップグレードできるかどうかは実際に作業してみないとわからない・・・とご説明し、了解いただいたうえで、事務所へパソコンをお持ちくださいました。

事前にいろいろパソコンの状態をお聞きしていると・・・Dドライブを使用していないのに、「空き容量がありません、云々」のメッセージが表示されるとのことでした。



エクスプローラーで確認してみると、確かにDドライブの空きが5MBしかありません。元々339GBの総容量なので、よほど大きなファイルを沢山保存しなければ、このような状態にならないはずですが・・・

Dドライブの中を確認してみると・・・Windows7の自動バックアップが有効になっており、その保存先がDドライブになっています、またパソコン購入時に手動でバックアップしたものも残っています。
自動バックアップが実行されても、Dの空きが5MBしかないので、先ほどのメッセージが表示されていたと思われます。

Windows7のころのパソコンでは・・・1つのHDDをCドライブとDドライブに分けて、自動バックアップの保存先をDドライブに指定してあることが多かったです。
そのため使い続けていて、バックアップするファイルサイズが大きくなると、今回のようにいつの間にかDドライブの空きが無くなっていたということがあります。
ここからは、どらともの個人的な考えです。
今回のノートパソコンでは1台のHDD(ハードディスク)をCドライブとDドライブの2つのドライブに分けて、Cの自動バックアップをDドライブに行っていました。
しかしこれは大きな問題があって、Cドライブが故障した場合、そのバックアップ先のDドライブも物理的に同じHDDなので、こちらも読み取れない可能性が大きいです。
つまり、Cドライブが故障(読み取れない)した場合、Dドライブも読み取れないと、バックアップファイル自体を読み取れないので、そのファイルを使用して復元することができませんので、あまり意味がありません。

もし、自動なり手動でCドライブのバックアップを取る場合は・・・物理的にCドライブとは別のディスク(外付けHDDやNASなど)に保存するようにして下さい。
大型のデスクトップパソコンだと、ディスクが2台搭載されていて、1台がCドライブ、2台目がDドライブのように、同じ筐体でもディスクが物理的に分かれていれば、Dドライブにバックアップを作成するのは問題ありません。

今回は、バックアップファイルを削除し、自動バックアップのスケジュールを無効にしました。もしバックアップを取りたい場合は、外付けのHDDなどをつないで、手動で行っていただくようにお願いしました。
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