Windows7のパソコンで、確か5年前に設定をさせていただいたパソコンです。
とりあえず、電源を入れてみると・・・Windowsが起動してきましたが、なかなかデスクトップ画面が表示されません。異音は確認できなかったのですが、朝一番でパソコンが冷えているときに異音がすることが多いそうです。
デスクトップ画面が表示されて、アイコンをクリックしても全くソフトが起動してきません。忘れたころに立ち上がってきます。
状況からしても、ハードディスクの故障の可能性が高いと判断し、取り外して確認してみました。
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やはりセクターエラーが発生していて、「注意」状態でした。Windowsがなんとか立ち上がるので、軽症の部類です。
お客様とご相談して、新しいハードディスクに交換することになりました。
元々のハードディスクの容量が750GBでしたので、同容量のディスクを探したのですが、容量が中途半端なのか、あまり種類がなく、逆に流通量の多い1TBの方が、値段も安く種類も豊富でした。容量が増える分には、全く問題ありませんので1TBのハードディスクを購入してクローンを作成し、容量の増えた分の拡張作業、ファイルの修復作業を行いました。
ハードディスクを取り付けて、起動してみると・・・通常の速さの動作に戻りました。
Windows7も、購入して5年以上経過しているパソコンも増えてきていると思います。もちろん使用状況によるのですが、一般に5年を過ぎたあたりからハードディスクの故障が発生しやすくなります。ハードディスク自体は消耗品と思ったほうがよくて、5年以上たっているパソコンの場合、ハードディスクを故障する前に交換するというのも、パソコンを長く使う一つの手です。
また最近は、SSD(半導体ディスク)も価格が下がってきましたので、ハードディスクからSSDに交換するというのもよいかもしれません。ただ同容量で比較するとSSDはまだ割高なので、悩むところですね。
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