ノートパソコンで、電源を入れてもずっと真っ黒の画面のままということでした。
電源を入れてみました。メーカーロゴの後、確かに画面はずっと真っ黒のままです。
しかしパソコンのディスクアクセスランプは、激しく点滅していますので、何か処理をおこなっているように見えました。
他のパソコンのプリンター接続もしてほしいとのことでしたので、別のパソコンのプリンター接続を行いました。
10分くらいで、最初のパソコンの所へ戻ってくると･･･ディスクトップ画面が開きつつありました。
やはり何か処理中だったようです、少しずつデスクトップアイコンが表示されてしました。
画面表示が落ち着いたので、操作してみましたが･･･異常に動作が遅いです。
よくこのブログでも書いているHDD（ハードディスク）の処理能力不足で遅いのかなと思い、タスクマネージャーを起動してみました。
すると･･･ディスクはSSDになっていました。
ずっとディスクの使用率が100%のままです。なんでSSDなのに、こんなに遅いのか不思議です。タスクマネージャーのディスクの平均応答時間を確認すると･･･1000ミリ秒前後です。通常のSSDだと1ミリ秒前後なのですが･･･なんかSSDがおかしいみたいです。
ディスクの状態は「正常」で使用時間も630時間でした。ただディスクのメーカー型番が「MLLSE 512GB」となっていて、聞いたことのないメーカーでした。
オークションで中古のパソコンを購入されたそうで、ディスクは購入時のままだそうです。
とりあえず、SSDが怪しいので、新品のSSDに換装することで、パソコンをお預かりしました。
今回のSSDは512GBなので、500GBのSSDへは直接クローン作成できません。なので、一旦１TBのSSDへクローンを作成してから、そのクローンディスクを500GBに収まるように調整してから、正式なSSD(500GB)へクローン換装することにしました。
MLLSE 512GBから１TBSSD（検証用Crucail MX500 1TB)へクローンを作成して、まず起動するか確認するため、交換しました。
すると･･･メーカーロゴは表示されるのですが、またずっと真っ黒のままです。BIOS上はMX500は認識しているのですが、BIOS起動した後に全くディスクにアクセスしない状態です。もう一度クローンを作成し直しましたが、全く状況は変わらず。
別のCrucail MX500でクローンを作成して試してみましたが･･･やはりダメです。
元のSSD「MLLSE 512GB」に戻すと起動に10分以上かかりますが、今まで通り遅いながらも動作します。
念のため「MLLSE 512GB」からHDD(750GB)へクローンを作成して、取り付けてみると･･･いわゆるHDDの速度で、きちんと起動します。HDDの速度といっても「MLLSE 512GB」のSSDよりも速く動作しています。
なんだかよくわからなくなってしまいました。Crucailではなくて、別のメーカーのSSD(1TB)があったので、試しにこちらにクローンを作成してみました。
すると･･･SSDの速さでWindowsが起動してきました。動作も快適です。
CrucailのSSDのファームウェアも最新なので、なんか相性問題のように思えてしまいます。
お客様のご返却の期限もあるので、動作したメーカーのSSDを急遽手配して、入荷後にクローンを作成して、ご返却しました。（一日ご返却予定日を過ぎてしまいました）
今までこのような経験はなかったのですが、SSDの相性のようなものがあるのでしょうかね。
