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Wifiルーターと無線LAN中継器を設置しました

以前タブレットを納入させていただいたお客様・・・その際にWifiがよく突然切れてしまう、とおっしゃっていました。
マンションの一番端っこの部屋に無線ルーターが設置してあり、途中に中継器も設置してありました。
マンションだと基本鉄筋なので、部屋を跨ぐと極端にWifiの電波が弱くなってしまいます。
設置してあった中継器も、うまく動作していないみたいな感じでしたので、調べましょうかと尋ねましたが、このままにしておいてください・・・とのことでしたので、特に中継器は触りませんでした。その状態で、逆の端っこの部屋では、Wifiの電波が扇形1つ表示されるかどうかの状態で、結構厳しい状態でした。

その後またご連絡があり・・・昨今の状況でまたオンライン会議などが復活しそうなので、やはりWifiの環境を良くしたい。Wifiルーター、中継器を交換して欲しい・・・とのことでした。

機種選定に悩みましたが・・・無線ルーターはTP-LinkのArcher C7(V5) (AC1750)、中継器は同じくTP-LinkのRE300にしました。



Archer C7は実はどらともの事務所でも使っています。以前使っていたwifiルーターが、不安定だったので換えたのですが、安定しています。
個装箱には、戸建てで3階建、マンションで4LDKまでと記載しているので、そこそこの範囲はカバーできると思います。
TP-Linkの中継器RE300と一緒に使用すると、OneMeshという機能が使えます。
ただし、Archer C7のV5(ハードウェアバージョン5)でかつ、ファームウェアを最新にしないとOneMeshに対応しないようです。
ちなみにどらとものArcher C7はV4(ハードウェアバージョン4)なので、OneMeshに対応できません。(基本的にハードウェアのバージョンアップはできません)
あとルーターがブリッジモードではOneMeshが利用できないのも注意が必要です。
つまりOneMeshを利用するためには、Wifiルーターと中継器がOneMesh対応、さらにWifiルーターをルーターモードで使用する必要があります。
ちなみに今回のお客様は、マンションにVDSLモデムが置いてあるだけなので、Archer C7をルーターモードで使用します。

中継器RE300は、少し大きめの筐体ですが、コンセントに直接取り付けます。OneMeshに対応しているWifiルーターで、ルーターモードであればこの機能を利用できます。
先ほどからOneMeshと書いていますが・・・具体的には、Wifiルーターと中継器のSSIDを一つに統一します。一般的には、ルーターの2.4GHzと5GHzのSSIDと中継器の2.4GHz、5GHzのSSIDの4つのSSIDができてしまいますが、これを一つのSSIDで管理します。ルーターが最適な接続先を自動で選んでくれます。
TP-Link製でもOnemeshに対応していないルーターや他社のルーター、ブリッジモードでは、OneMesh機能は使用できませんが、いわゆる普通の中継器として使用できます。

お伺いしました。まず今までのWifiルーターを外して、Archer C7をつなぎます。電源を入れて起動したら、ログインします。
デフォルトは192.168.0.1です。ここでログインパスワードを設定します。
あとは「ルーターモード」「PPPoE」接続を指定して、プロバイダーからの接続情報を入力します。
暫くすると・・・インターネットにつながりました。

次に中継器RE300を設置します。Wifiルーターのすぐ近くで電源を入れます。(パソコンのLANケーブルは抜いていきます)
TP-Link_ExtenderというWifiに接続します。そしてhttp://tplinkrepeater.netとブラウザに入力して、ログインパスワードを作成してログインします。
あとは接続するSSIDを2.4GHz、5GHzごとに選択します。
設定が完了したら、中継器をWifiルーターからの電波が届き、全体の中間の位置くらいで、空いているコンセントにさします。
直差しなのですが、結構大きな筐体なので、2つあるコンセントの下の差し込みにさしても、上の差し込みに影響する場合もあるかもしれません。
数分待つと、全てのランプが点灯すればOKです。

Wifiの電波情報を調べるinSSIDerで確認してみました。
Wifiの電波としては、ルーターからの2.4GHzと5GHz、中継器からの2.4GHzと5GHzの4つの電波があり、全て同じSSIDになっています。
タブレットやノートパソコンもWifiにつなぐ際も、SSIDは一つしか表示されません。
inSSIDer上では、MACアドレスでどちらの機器のWifiにつながっているか判断できます。
それで試してみると・・・Wifiルーターの近くでは、ルーターのWifiに、中継器の近くでは、中継器のWifiに自動的に切り替わって接続しています。

で・・・肝心のルーターから一番離れた部屋でのWifi接続ですが・・・今までWifiの扇一つだったのが3つまで表示されるようになり、インターネットの接続も安定しました。
ノートパソコン、タブレット、スマホ、複合機などがWifi接続しており、暫く様子をみていただくことになりました。

なお、Archer C7については、ブリッジモードへの切り替えは・・・日本メーカーのルーターのように、機械的なスイッチはなくて、ルーターの管理画面から「動作モード」を「ブリッジモード」に切り替える必要があります。



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