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FMV T90K 電源が入らない(再発)

4年ほど前に、液晶一体型パソコン FMV T90Kの電源が入らなくなったということで、事務所へ本体をお持ちいただいたお客様・・・その時は、電源ユニットAPI4PC30の2次側電解コンデンサーの液漏れが原因でしたので、電解コンデンサーの交換修理を行い対応させていただきました。

先日・・・また起動しなくなったとご連絡があり、事務所へパソコンをお持ちくださいました。
今度は、コンセントを抜くと電源が入らなくなり、何回か抜き差ししているうちに電源が入ることがあるという現象でした。
パソコンをお預かりしました。

とりあえず、内部を確認してみるとマザーボード上の部品は問題なさそうでした。

電源ユニット単体でチェックしてみると・・・5VSBの電圧が中途半端な電圧が出力されています。何回か電源を入り切りすると5V出力されることがあります。
カバーを開けてみましたが、4年前に交換した電解コンデンサーは、問題ありませんでした。
そうすると5Vのスイッチング回路の部品の故障、不安定が考えられます。一番怪しいのはスイッチング用の半導体なのですが、取り外して確認しても異常ありませんでした。そうすると、その半導体を制御する部品の故障みたいです。
そうなると、どらともでは手におえません。

お客様には、どらともでは修理できない旨、お伝えしました。
あとは、中古の動作する電源ユニットAPI4PC30を見つけて、電解コンデンサーの交換を行い取り付けることですが・・・T90Kは発売から10年以上になる機種なので、最近では中古でも電源ユニットを見つけることが困難です。
一体型のパソコンの電源なので、液晶用の24Vやテレビとパソコンの切り替えコネクタなど、汎用の電源ユニットの置き換えではうまく動作できません。

どんな故障でも、修理対応できればよいのですが・・・そうなるように、努力はしていますが・・・なかなか難しいです。
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