パソコンはWindows7のノートパソコンです。
とりあえず電源を入れてみると・・・真っ黒の画面の左上にカーソルがチカチカしているだけです。ハードディスクのアクセスはしています。
いつもこんな状態だそうです。確かに5分くらい待っていると・・・Windowsが起動してきました。デスクトップ画面が表示されてきましたが、なかなか落ち着きません。
やっと落ち着いたかと思い、IEを起動してみても、なかなか立ち上がってきません。
いつもこんなに遅いのですか?と尋ねると、デスクトップ画面が表示されてもさらに暫く待っていないと、使えないそうです。
なんとか操作できるようになりましたが・・・それでも遅いです。
一旦再起動をかけて、セーフモードで起動しました。セーフモードでも、やはり起動は遅いですが、起動後の動作は多少改善されました。
迷惑(詐欺)ソフトの類があったので、それらをアンインストールし、ディスクの状態を調べてみました。
すると・・・やはり「代替え処理済のブロック数」が多数あり、「注意」状態でした。さらに使用時間が3万時間を超えていました。3万時間を超えたハードディスクは、あまり見た事がありません。
当然個体差はありますが・・・1万時間を超えたあたりから、故障発生の確立が高くなる傾向にあります。
一般のユーザーの使用だと・・・例えば一日8時間の使用で、4年くらいで一万時間に近くなります。
もちろん、一万時間で必ず壊れるわけではなく、故障が発生する確率が高くなります。
お客様に確認すると・・・パソコンの電源は、ほとんど入れっぱなしで、たまにシャットダウンする使い方だそうです。
とりあえず、ハードディスクを交換してあげないと、起動が速くなりません。
ディスクを交換するのであれば、ハードディスク(HDD)でなく半導体ディスク(SSD)にした方が、より高速化可能であること、Windows7は来年1月でMicrosoftのサポートが終了してしまうので、Windows10へアップグレードした方が、長くパソコンが使えること、もちろん、Windows10へアップグレードできない場合もあるので、その場合は、SSDへの換装のみも可であること・・・などをご説明しました。
バックアップやクローン作成、Windows10へのアップグレード作業には、時間がかかるので、ご都合の良い時にご連絡をいただき、パソコンをお預かりして作業する事になりました。
ハードディスクが完全に壊れてしまうと、クローン作成もできなくなってしまいますので、ディスクの障害が軽障害のうちに、換装を行った方がより元に近い状態に戻すことが可能です。
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