「WannaCry」感染の98%は「Windows 7」で「XP」はほぼゼロ
内容的には・・・WannaCryのWindowsのバージョン別感染で、最悪だったのはWindows7 x64で、WindowsXPはほとんどない・・・といった内容です。
もちろん、各バージョンのシェアも関係してくると思います。世界OS市場では、4月現在Windows7が48.5%、WindowsXPが7.04%と記事では書かれています。う~ん、いまだにXPのシェアが7%もあるのにビックリですが・・・企業などで、使用しているアプリや、周辺機器の関係でXPを使い続けなければならない場合もあると思いますが、インターネットにはつながないで使用するのが大原則になります。
もともと、今回の「WannaCry」を回避するためのWindowsUpdateは、3月に提供されていたそうですが、そのアップデートを行っていなかったパソコンが被害にあう可能性が高かったようです。
企業などでは、すぐにWindowsUpdateを行わず、Updateを行っても問題ないかを検証してから、実際にUpdateを行うというところも多いので、3月のWindowsUodateが未対応なった可能性もあります。
最初のニュースでは、古いOSのパソコンがリスクが高いと言われていました。わざわざMicrosoftは、サポートを終了しているXPについても、セキュリティパッチを特別に公開しましたが・・・今回の記事を読むとあまり関係なかったようにも感じます。
WannaCryについては、現時点でもいろいろな情報が錯綜しており、また亜種も生まれてくる可能性があるので、一概にはいえなのですが・・・
1.感染しないためには・・・Windows Updateやセキュリティ対策ソフトのアップデートを速やかに行うことです。前述のように企業ユーズでは、すぐにアップデートを行うのは難しいかもしれませんが、アップデートを行っても問題ないかの検証を速やかに行い、問題ないことが確認できれば、早めにアップデートを行うことです。
セキュリティ対策ソフトもインストールされているだけではダメで、パターンファイルや、ソフト自体のアップデートをマメに行うことが重要です。有料のセキュリティ対策ソフトの場合、ソフト自体のバージョンアップが行われていないと、すでにサポートを終了してしまっている場合がありますし、また利用料金が支払われていなくて、期限切れのままで使用しているのもダメです。
2.データのバックアップを・・・WannaCryに感染してしまうと、PC内や周辺機器内のファイルの拡張子を暗号化してしまい、ファイルを使用できなくしてしまいます。万一そうなってしまっても、普段から大事なデータを別メディアにバックアップをとっておけば、最小限なんとかなります。
3.万一感染してしまったら・・・WannaCryに万一感染してしまったら、まずそのパソコンをネットから切断します。WannaCryについては、ビットコインで身代金を支払えば、暗号化を解除できるという記載もありますが、真偽ははっきりしません。
仮に身代金を払って暗号化を解除できるとしても、犯人にお金を支払い加担してしまうことにもなります。
なので・・・現在の情報では、どらともでは感染したパソコンのファイルの暗号化の解除は、お引き受けできない(解除できない)としかお答えできません。
時間が経てば、暗号化解除の方法が見つかるかもしれませんが、また亜種が生まれてきて・・・同じことの繰り返しになってしまいます。
2.の大事なデータのバックアップを普段からとってあれば、最悪リカバリー(初期化:購入時の状態戻す)を行い、バックアップデータを戻すことができれば、大事なデータだけは、なんとか使えるようになりますが、ソフトのインストール、諸設定作業などを考えると、結構な労力が必要となります。
WannaCryや、以前このブログでも記載した詐欺ソフトの件でも同じなのですが・・・焦ってしまって、すぐに画面の指示通りに料金を支払ったり、連絡(電話)を取ったりしないことも大切です。一旦冷静になって、セキュリティソフトメーカのサイトを確認してみるとか、周りの人に相談してみることをお勧めします。
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