型番はTX/66Fでした。事前確認では、バッテリー駆動では問題なく起動・動作するものの、ACアダプターをつないだ状態では、Windowsのロゴ画面の途中で必ず電源が落ちてしまう状況でした。
この場合、CPUの裏についているプロードライザーというコンデンサーを交換すると治ることが多いと報告されています。
どらともでも、プロードライザーの交換で治る場合もありますが、数日間のテストで再発してしまう場合もあります。そのような場合は、プロードライザーに並列に電解コンデンサーを取り付けて対応していました。
ただし、プロードライザーも1回目の交換ではダメで、2個目の交換で現象がおさまるといったこともあり、本当にプロードライザーだけの問題なのかな?と思っていました。
今回は、プロードライザーを3個交換しましたが、程度はよくなるものの、10分程度起動しておくと電源が落ちてしまうのは、変わりませんでした。並列に電解コンデンサーを付けてみても、改善しません。
ちょっと気になったのは、CPUファンについていたホコリです。
かなりフィルターにホコリがついていました。この状態だと空気が取り込めなくて、内部の温度も高温になっていたと思われます。そのため、高温になるCPU裏のプロードライザーだけでなくて、そのほかの部品も熱により劣化してしまったように思われます。プロードライザーの交換や電解コンデンサーの追加だけでは直らないのも、そのためのような気がします。
お客様とご相談して、今回は程度の良いマザーボードに交換させていただきました。同じ型番のマザーなので、同様の現象が発生する可能性はありますが、フィルターにホコリが溜まらないようにまめに吸取ってもらば、発生する時期を遅らせることは可能です。
どらともでは、このDynabookの電源が落ちる現象について、プロードライザーだけの問題でないと考えており、真因をつかんでおりませんので、修理対応については暫くひかえさせていただきます。
<追記> 2014.12.19
その後、プロードライザをチップタンタルコンデンサーに交換する方法が効果ありと判断いたしまたので、修理を再開しました。
詳細は、こちらのブログまで。
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