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内蔵SSDが壊れた Operating System not found

時々お伺いしているお客様から・・・サブで使っているパソコンの画面が映らなくなった・・・と連絡がありました。

状況がよくわからないので、お伺いしました。
サブで使っているパソコンは、中古で購入されたデスクトップパソコンで、元はWindows7をWindows10へアップグレードし、ディスクはSSDになっていて、メモリー4GBという構成です。中古で出回っているWindows10パソコンは、少しでも速く動作させるために、SSD(半導体ディスク)へ換装して売られているものが多いです。

電源を入れてみました・・・すると画面には「Operating System not found」のメッセージが表示されています。

画面が映らないのではなくて、ここから進んでいない状態です。
このメッセージは、「Operating SystemつまりWindowsが見つかりません」といった意味合いで、Windowsが入っているディスクに関するトラブルです。

BIOSは起動したので確認してみると・・・

SATAポートにつながっている、ディスクが「なし」になっています。
つまり、ディスク(SSD)が認識できていません。
この場合、マザーボードとSSDへの接続ケーブルの接触不良であれば、一旦抜いてさし直せば直る可能性がありますが、SSD自体のトラブルだとちょっと深刻です。
カバーを開けて、ケーブルの接続の確認、抜き差しを行ってみましたが・・・全く状況は変わらず。
SSD(240GB)を取り外して、USB変換器で、読み取れるか確認しましたが・・・ディスク自体を全く認識しません。

どうもSSDの故障みたいです。
HDD(ハードディスク)の故障の場合は、ある意味アナログ的な壊れ方をするので、だんだん調子が悪くなるので、事前に気がつくことがあり、データもある程度修復できる可能性があります。
SSD(半導体ディスク)の場合は、いわゆるデジタル的な壊れ方をするので、今まで何ともなくても、突然壊れることがあります。高速化や長寿命化のために、データを分散して書き込むことをしているので、あるチップに障害が発生すると、データの修復が難しくなります。
今回は、SSD自体を全く認識しない状態なので・・・どらともでは、修復やデータの取り出しは難しいです。

お客様とご相談し・・・サブで使っているパソコンなので、SSDを交換してWindows10をクリーンインストールすることになりました。データなどはメインパソコンにあるので、必要に応じて移動することにしました。

新しいSSDを用意して、Windows10をクリーンインストールしました。

SSD自体は、高速化できますし、振動にも強いので一般的には壊れにくいのですが、今回のように壊れてしまうと、全くデータを取り出せない可能性もあります。これはHDDでも同じなのですが、普段からディスクのまるごとバックアップなどを取っておくと安心です。逆にSSDだから余計にバックアップが重要かもしれません。
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