そのため、Windows7のWindows10へのアップグレードのご依頼が増えてきました。
ただし、メーカーではほとんどのWindows7機のWindows10へのアップグレードの動作の保証は、していません。
そのため、必ずWindows10にできる保証もなく、Windows10にできても、アプリやドライバーなどに不具合が発生する可能性もあります。
今のところでは、Windows7の初期のパソコンで、Windows10にはアップグレードできたものの、新しいバージョンにできなかったことがありました。
(1803まではOKで、1809はエラーでアップグレードできませんでした)
このあたりは、やはり限界があるのでしょうか。
仮に今Windows7→Windows10にアップグレードできたとしても、今後のメジャーバージョンアップに対応できない可能性もあります。
そんな中、どらともがボランティアで所属してる団体のパソコン(Windows7)について、相談がありました。
Windows7のサポート終了については、以前から知らせてあり、どうするか3点提示しました。
1.新しいWindows10のパソコンを用意してデータなどを移行する。
2.程度のよい中古のWindows10のパソコンを用意してデータなどを移行する。
3.今のパソコンをWindows10へアップグレードする。(ただしアップグレードできない可能性もある)
この中で、一番費用が抑えられる3.の現在のパソコンをWindows10へアップグレードすることになりました。
この方法だと、アプリやデータはそのままなので、データ移行の作業は省けます。ただしWindows10に対応していないアプリがある場合は、対処が必要になります。HDD(ハードディスク)は消耗品なので、この機会にSSD(半導体ディスク)に換装することを提示し、承認されました。
スペック的には、Windows7 64ビット i5-3000番台、メモリ4GB、750GB HDDというスペックなので、なんとかWindows10にできそうです。
最近は、起動やアプリの動作も遅く感じられるようになっていたそうです。
まず、HDDの状態を確認すると・・・「正常」状態でした。
HDDは750GBでCドライブ、Dドライブがともに340GBに割り振られていました。
まずSSDに換装するのですが・・・750GBの容量のSSDって見た事がありません。500GBの次は1TBになります。以前640GBというSSDを見た記憶はあるのですが、750GBは記憶にありません。ネットでも検索しましたが、ないみたいです。
元々、Cドライブの使用量が100GB、Dドライブは1GBでしたので、費用を安くする意味で、480GBのSSDにすることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/31/a756a23c6742c9b89b571c8ce8710487.jpg)
(検証用パソコンで表示しているので、Cドライブ→D、Dドライブ→Eの表示になっています)
バックアップの意味も含めて、手持ちの750GBのHDDにクローンを作成します。
そのクローンでディスクをパーティション編集ソフトを使用して、480GBに収まるように編集します。
今回は、Dドライブがほとんど未使用でしたので、60GBに削りました。
このクローンディスクをSSD(480GB)にクローンします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/95/d0aeb3e148fa9d25bab808bd1ffb8f45.jpg)
今度はSSDに未割り当て領域があったので、その分をCドライブに割り当てて、Cドライブの総容量は365GBになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/da/fa4ec1fae03ed737dc7824b64ef3a594.jpg)
これで、SSDをパソコンに取り付けて、Windows7が正常に起動して、アプリなども問題ない事を確認しました。
Windowsの起動やアプリの起動も、体感的にかなり速くなりました。
SSDに換装してから、今度はWindows10へのアップグレードを行います。SSDにしてからアップグレードした方が、動作が速い分アップグレードの時間も短縮できるからです。
今回は最新の1909にアップグレードしましたが、問題ありませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_1.gif)