息づかい・ ぬくもり ・・・ アラン写真館

心に歓喜を、Dr.アランmac      幅広~い心と、 ゆとりある心で。。。。

どう考えてみても、私としては、ああする以外に、方法はなかった

2016-05-17 09:43:41 | 写真館
    人を非難することの無益さは、歴史にも多くの例がある。

セオドア・ルーズヴェルト大統領と その後継者タフト大統領との有名な仲違いもその一つだ。

。。。。

1908年、ルーズヴェルトは大統領の地位を 同じ共和党のタフトに譲り、

自分はアフリカへライオン狩りに出かけた。

ところが、しばらくして帰ってみると、タフトの政策はあまりに保守的だと世論の批判を浴びている。

そこで、ルーズヴェルトは、次期大統領の指名を確保するために、革新党を組織した。

その結果、共和党は壊滅の危機にさらされ、次の選挙では、タフトを大統領候補に立てた共和党は、

わずか バーモントとユタの二州で支持されただけで、共和党としては 前例のない完敗ぶりだった。

ルーズヴェルトはタフトを責めた。

しかし責められたタフトは、果たして自分が悪いと思っただろうかーーー もちろん、そうは思わなかった。


「どう考えてみても、私としては、ああする以外に、方法はなかった」 と、タフトは、悔し涙を目に浮かべて、人に語った。

・・・・
         「盗人にも五分の理を認める」

                          D・カーネギー 人を動かす    山口 博 訳より



                         宮古島、月見草