獨協大学 鉄道研究会通信

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東武鉄道 新型特急「リバティ」試乗会レポート

2017-04-17 12:03:48 | その他イベント報告
ご無沙汰しております!伊太郎でございます。

説明会の連絡をこちらでするつもりでしたが、いつの間にか4月中旬になってしまいました。
入会希望の方は、部室までお越しいただくか、鉄研のアドレスまでご連絡をお願いします。
(場所などの詳細については、以前のお知らせ又はTwitterをご覧ください。)


さて、去る4月14日、とあるご縁で東武鉄道新型特急「リバティ」の試乗会に参加させていただきました。
行程は北千住~春日部往復。およそ2時間を過ごしました。

北千住駅では南改札にて受付と記念品の配布が行われ、参加者の方々は、配布された缶バッジの色により乗車する車両が割り振られました。

普段、日光・鬼怒川方面へは「快速」を利用する私。特急車両に乗るのも、「りょうもう」で足利市へ行った以来。
新型車両がどんなものかワクワクしながらホームへ進みました。

ホームでは駅員の方々が横断幕を持ってお出迎え。


10時39分、500系「リバティ」が特急専用ホームに入線。


さっそく車内へ。すると「新車の香り」が。メトロ13000系もそうでしたが、やはりこの香りはいいですよねぇ
10時42分、北千住を出発。走行音も静かで快適です。

五反野を過ぎたあたりから、車内放送で車両についてのご説明がありました。

内装のコンセプトは、雄大な大地や川の流れと、江戸文化の趣を感じられるものとしています。とのこと。

天井は波のようなデザインが。
東京スカイツリーをイメージさせる「白」を基調とし、鬼怒川や隅田川の流れをイメージした造形だとか。

側面には「木目柄」を随所に配し、窓と窓の間には、江戸小紋の縁起物「トンボ」をモチーフとしたものが。
窓も大きく、景色を存分に楽しめるのではないでしょうか。

座席
 
シートのモケットは、伝統色である「江戸紫」に江戸小紋の「継小紋」柄。そして、肘掛けは江戸工芸である「印伝」をモチーフにしたものだとか。
座席のリクライニングは、背もたれを倒すと同時に座面も動く仕組み。

 
テーブルは前の座席の背面はもちろん、肘掛内部にも収納されています。
背面テーブルのロックは気持ち固め…また、窓側の収納テーブルを利用する際、窓枠との隙間に指を挟まないよう注意したほうがよいかもしれません…。

あ、あとすべての座席にコンセントを配置していることも特徴ですね!

空調は荷棚と窓の間に。
上方に向かって吹き出しているので、体に直接風が当たることはなさそうです。

化粧室(中間車にあります)
男性用、洋式、バリアフリー対応の3つがあるようです。
バリアフリー対応のトイレは広々としています。

洋式トイレの向かいには、AEDも設置されています。


車端部の自動ドア上には大型の車内表示器が。乗車口の上には防犯カメラもついていました。
 

また、車内放送では、
搭載機器のコンセプト
1.快適性の提供
リクライニングシート、全車両に車体動揺防止制御装置(フルアクティブサスペンション)
2.安定運行
万が一、不具合が発生しても運転を継続できるようなシステム
3.環境負荷の低減
最新のモーターや装置を採用、すべての照明にLEDを採用

とのご説明もありました。


車内を見ているうちに、「クレヨンしんちゃん」でおなじみ春日部に到着。
ここで30分ほど停車し、運転台の公開も含む車内の見学会が行われました。


貫通扉とホロ
格納されている貫通ホロは、車両同士をつなぐホロと通路となる「ホロBOX」と呼ばれるものからなっているとのこと。
貫通ホロの接続は手動であるものの、貫通扉とホロBOXは運転室からの操作で連動して動作するそう。
これなら、併結・解結するのに便利ですね。

TOBU FREE Wi-Fi

現在、東武鉄道の駅構内で提供されている無料のWi-Fiサービス(メアド登録制)。
リバティの車内でも利用可能なようで、気になったので、東武鉄道の方にお話を聞いてみると、

車両に設置のものでは、アーバンパークラインを走る60000系に「au Wi-Fi SPOT」が設置されており、au契約者のみ利用可能だった。
しかし、誰もが利用できる「TOBU FREE Wi-Fi」が車両に装備されたのは、おそらくリバティが初めてでは
」とのこと。
(なお、スペーシアなど既存の特急車両にも、今年の6月までに全車両導入予定

確かに、浅草から日光・鬼怒川方面へ向かう海外からのお客さまは多いでしょうし、
車内にネット環境があると、移動中にも現地の観光情報を調べることができるので重宝すると思います。

11時32分、春日部を出発。
下り線を跨いで上り線へ転線。それでもほとんど揺れなかったような…。
復路もやはり静かで快適。荒川を渡る際、スカイツリーも見えました!「ぼやけてるぞ、写真下手だな」とか言わないでくださいね


11時55分北千住に到着。
試乗会は終了となりました。

(4月19日 加筆)
運転室
運転台は貫通扉があるため非常にコンパクト。写真にはありませんが、運転台右上には列車前方を映す(?)モニターも装備されていました。
中央に貫通扉があるため、停止位置を見えやすくするためのもの…でしょうか。


銘板


(以上、加筆)


東武鉄道の特急車両としては26年ぶりの新車である「リバティ」。
個人的には、なんとも「やさしい」車両だと感じました。
運行開始前の車両に乗れることは滅多にありません。この機会をくださった方々に感謝いたします。

今回ご紹介した新型特急「リバティ」今週の金曜日4月21日から営業運転を開始し、
浅草から日光・鬼怒川方面へ向かう「リバティけごん」「リバティきぬ」、そして春日部・大宮・野田市方面へ向かう「スカイツリーライナー」「アーバンパークライナー」など、
観光から通勤まで幅広く利用できる列車として運転されます。

皆さんも是非ご利用になってみてはいかがでしょうか?

詳しくはこちらまで。
新型特急車両「リバティ」も登場!平成29年4月21日ダイヤ改正を実施|東武沿線の鉄道動画やエンタメ情報を発信するTOBU are GO!GO! アーカイブ
リバティのご紹介 特急列車・TJライナーのご案内 東武鉄道

以上、伊太郎でした。

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