Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

このブログについて

たまに更新します。
最近はnoteに記事を書いていますので、Earth Spiralのnoteもご覧ください。
note Earth Spiral
星々のことば/猫の言い分/Plant Medicine/白魔術研究所ほか

こびっと アートビレッジをつくろう1

2014-08-09 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]

目の前にあったのに、今まで気づかなかったことに気づいた時というのは、
「なんで今まで気づかなかったのだろうか」という感覚になる。
そもそも、それが自分の一部であり、自分がそれの一部であったからなんだろうなと思う。

何でも経済的なことで価値を判断する世界になっているが、
その価値観を打破するためのシンプルで納得のいく指標を自分の中で発見した。
それは、その場や人のエネルギーがあがることだ。
それが妙に腑に落ちたのだけれど、
なぜ、そんなことに気づかなかったのかと愕然とする。

今までも、自分の中の判断基準はあったはずなのだけれど、
その場その場で変化して一貫性がなかったように思える。

別に一貫してなくてもいいのかもしれない。
価値判断の基準を見えるものと見えないもの、
双方を同じ価値と見ることが実際にできるかどうか、
単にそれが試されてるだけかも。

7/26 パーマカルチャー入門1 参加者募集中

2014-07-11 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]
【自然は森になりたがっている】

1888年に磐梯山は噴火しました。あれから126年。
ほおっておいてここまで自然が回復したわけではないようです。
噴火で荒れ地になった場所の緑化に努めた人々がいました。
そして、裏磐梯は今のように美しい場所になりました。

今回の「こびっと もりのくらし道場」のテーマはパーマカルチャー。

パーマカルチャーの創始者であるビル・モリソンは、
「自然は森になりたがっている」といっています。
草ひとつ生えていない空き地に、草が生え、
いつしかボーボーになってそのうち木が生えてくるという様子を
見たことがないでしょうか。
この、自然が森に向かって変化していくのを、
手助けし、そこから恵みを得て暮らす。

今、暮らしを見直し、デザインし直し、自然界が森になる手助けをすることは、
自然を痛めつけてきた人間としての責任であるかもしれません。

そして、ここ数年で感じる気候の変動。
それを微力な人間が止められるのかは解りませんが、
今の時代に在るものとしてどう生きるかを一緒に考えられたらと思います。

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以下、道場の開催要項。

7/26
『パーマカルチャー入門Ⅰ(台所~畑 循環するデザイン)』

こびっと もりのくらし道場では、7月と9月の二回にわたり、
パーマカルチャーを紹介したいと思います。7月は食べること、
キッチン、畑をつなぐ流れについて学ぶ会にしたいと思います。

台所は自然との共生や循環する暮らしの要となる場所です。
そこでは「栄養循環」(食べるものの循環)と「水の有効利用」が大きくかかわってきます。

普段の皆さんの「食」はどこからきてどこへ消えて行っているでしょうか?
ここでは、食べるものを「台所~畑~再び台所」と循環させるために必要な知恵と方法を学びます。

また、「水」は「無駄なく使って(カスケイド利用)できるだけきれいなまま返す」
というのが原則に基づき、水利用について学びます。

そして、今の自分の暮らしの中ではじめられることを考えてみましょう。

【内容】
●Earth Spiralガーデンツアー
・パーマカルチャーの考え方
・ミミズコンポスト、コンポスト、雨水利用
・ガーデン&畑のデザイン
(スパイラルガーデン、キーホールガーデン、レイズドベッド、積層マルチほか)
●パーマカルチャーキッチン
・台所から畑までの循環をどうつくるか
・ナチュラルクリーニング
●アーバンパーマカルチャー
・今の暮らしの中でできることを考えよう

日時:7月26日 13時~17時
*休憩時間あり
参加費:3000円



Earth Spiralのフェイスブックページにメッセージか
aromagroove★gmail.comまでメール。
*参加ボタンを押しても申込みにはなりません。

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*パーマカルチャーⅡは、「暮らしの空間デザイン」ということで、
コンセプトデザインから実現化するまでのプロセスを、
こびっとハウスのプロセスと見ながら学びます。

こびっとガーデンの植物調査

2014-06-11 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]
パーマカルチャーの基本は
まずは敷地の観察です。

というわけで、2009年末に裏磐梯に引っ越してきて、
翌年の春、というか、6月頃に敷地の植物を調べました。
自分の敷地内にどんな植物があって、
それは、何かに使えるものかどうかをチェック。

パーマカルチャーデザインをする前に、
敷地内の資源を確認する作業になるわけです。



2010年6月19日に書いた、植物調査の記録。
そこには、敷地内に薬用として使える植物67種類、
食用となる植物が57種類と書かれています。

今では、敷地のどのあたりに何があるかとか、
敷地から出た周辺に何があるも、よくわかります。
「この時期、あそこに行ったら、あれが咲いてる」
っていうのがわかり、自分の縄張りなら
まかせとけ!という猫のような気分です。



相模湖に住んでいるときに、身近な薬草の一覧をつくったのですが、
それを裏磐梯版にすべくなおしています。
場所が変わっても、変わらずにあるものもあれば、
相模湖では見かけたけど、裏磐梯にはないもの、
そして山地特有の植物などもあって、
比較しながらつくっているので、なかなか面白いです。

***

そんなことをボチボチやりながら、今月末の、
こびっと もりのくらし道場の準備をしています。


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28日(土)植物の力~猫魔女薬草ガイドツアーほか
29日(日)ボディワークⅠ~見えるからだ・見えないからだ&夏のナチュラルメディスン

6/28『植物の力~猫魔女薬草ガイドツアーほか』

こびっとハウスの敷地内にある植物は100種類を超えます。
その中には薬用、食用、クラフトなどに役立つものなどが多くあり、
役に立たないものの方が少ないぐらいです。
この回は、生命力あふれる裏磐梯で実際に植物を観察し、薬草利用の実習を行います。

長い歴史の中で人間は衣食住の多くを植物に頼って生きてきましたが、
これからの自然との共生を考えた時に、放射能のことも考慮しつつ、
何をどう使ったらよいのかも考えたいと思います。

●猫魔女薬草ガイドツアー
「こびっとガーデン&周辺の植物観察」
*悪天候の場合は可能な範囲でやります。
●ハーブ、アロマ、フラワーエッセンスでのセルフケア
●植物療法の基本と実習(薬草の製剤方法/浸剤、浸出油、チンキ剤のつくり方)
●植物とのつながりを取り戻すために
*実習では敷地内のペパーミント、ヨモギを使います。
いずれも放射能測定済み(ペパーミントは乾燥の浸剤でND、
ヨモギは生の状態でNDでした/有機農業ネットワークで2012年に測定)

日時:6月28日 13時~17時
*休憩時間あり
参加費:3000円

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6/29『ボディワークⅠ~見えるからだ・見えないからだ&夏のナチュラルメディスン』

ボディワークⅠ~Ⅲでは、いつもい一緒にいるのに良くわかっていない
自分のカラダのことについて取り組みます。
初回は、そもそも、カラダって何?ということで、
見えるからだ・見えないからだ、それを体感するワークと
夏に向けてのナチュラルメディスン(自然療法)についてやります。

●ボディって何?~見えるからだ・見えないからだ
人間はボディ・マインド・スピリットからなると言われますが、
さらに細かく見ていくとボディというのは、目に見える肉体レベルのみならず、
いわゆる「気」といわれる目に見えないボディも一緒にそこに存在しているものです。
両方含めてボディという意識を持つことで、もう一度、自分のケアの方法を考えてみましょう。

●気を感じるワーク
●カラダを感じるワーク(フェルデンクライス・メソッド)『骨盤』をテーマにやります。
●夏に向けてのナチュラルメディスン

日時:6月29日 12時30分~16時30分
*休憩時間あり
参加費:5000円

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*日帰り参加、1日参加もOK
*宿泊必要な方は近くの宿を紹介します

【申込み・問い合わせ】
フェイスブックでメッセージか
aromagroove★gmail.comまでメール。
*参加ボタンを押しても申込みにはなりません。




こびっと宣言2014

2014-05-15 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]




こびっと宣言2014

火山の噴火により荒野となりし場所を先人が開いたように、
原子の力により荒野となった時代に魂の拠り所を今ここに開きます。
太陽があまねく真理を照らし出すように、人々が自分の中の太陽を輝かせ、
自分の道を照らし、新たなる時代を創っていく場をめざします。


●自分の内と外の小さな声や弱い声も大事にします。
●世界に存在するあらゆるものを受容します。
●葛藤や対立を恐れず、それを超えた統合をめざします。
●自然界から真理を学びます。
●外に預けていた自分の力を取り戻します。



*磐梯山は1888年に噴火し、今の裏磐梯の地は土石流により荒野となりました。
戦後にやっと人が開拓出入り、荒れた土地を馬や牛、人力で開墾したり、
荒れ地にあう樹木を植林したりしました。125年の年月をかけて、
人の力と自然の回復力により、裏磐梯は今の美しい風景となったのです。



こびっと もりのくらし道場
5月24日から始まります!
参加者募集中。





エッセンス・オブ・こびっと(3)~自分のリアリティを取り戻す

2014-02-22 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]
私たちは、日常の暮らしの中では、
目に見えるもの、科学的に証明できるもの、
ラベルを貼って理解できるものに囲まれて生活をしている。

なので、目に見えないもの、科学的に証明できないもの、
ラベルを貼れないもの、頭で理解できないものを
意識的にか無意識的にか排除する。

しかし、前者も後者も、自分にとってはリアルな世界。

そのリアルな世界を、そのまま見ることができれば、
外側に内側を見出し、内側にも外側を見出すことができる。

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こびっと もりのくらし道場参加者募集中。


エッセンス・オブ・こびっと(2)~自然界のオキテ

2014-02-08 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]



エッセンス・オブ・こびっと~共時律と因果律の続きです。

身体について書こうと思っていたのですが、まだ、まとならないので別な話題。

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私は1996年ぐらいから東京都内でアロマセラピストとして仕事をしてきましたが、
10年たったころに、自然療法と言われるものをやっている割には、
自然のこと、良くわかってないよね(汗)ということに気づき気持ち悪くなりました。

そこで、出会ったのがパーマカルチャーでした。
パーマカルチャーは、自然界の植物でも動物でも、それぞれの要素について良く知り、
それらのもつポテンシャルを生かせるように、つながりをつくる、
そして、全体として調和したデザインをするという風に、私は解釈し、
それが、自分の中で感じていたことと合致しました。

セラピストの仕事として、「その人がその人らしく生きる」という方向をめざし、
それぞれの人がそれらしく生きられると、全体はおのずと調和するのではなかろうか、
ということは、証明しろっていわれてもできないけど、
自分の中に確信めいたイメージを持っていました。
それと、パーマカルチャーがめざしていることは同じだと思ったのです。

それで学び始めたところ、かかわっていた日本ホリスティック医学協会で、
シンポジウムがあり、パーマカルチャーと健康、医療について、
考えないといけない状況になりました。

パーマカルチャー的に考えると、医療とか健康とかなんなのだろうか???
というところです。
自給自足的な暮らしを目指すうえでは、「医の自給」「自分でできるケア」
は大事だね、というのはもちろんなのですが、
もうちょっと突っ込んでみる必要がありました。

その頃は、自分がやってきたセラピストという仕事と、
パーマカルチャーが同関連して、自分は何をしていったらいいのか、
ということを考えていた時期なので、
そのあたりまで突っ込んで考えたかったのでしょう。

パーマカルチャーの倫理には、
1.自然に対する配慮
2.人に対する配慮
3.余剰物の分配(恵みの分かち合い)
というものがあります。

現代の医療って、自然と人に配慮してるかなぁ???と、まず考えた。

あるとき、「エコロジカルメディスン」という本を見つけました。、
現代医療自体が環境に負荷を与え、健康を害する事に加担していないか?
ということを考察したもの。

現代の医療は、プラスチック製品(石油製品)をたくさん使っていたり、
それを廃棄するのに環境負荷をかけているとか、
薬を飲んだ人の排泄物は、どうなっちゃうの?とか、
あとは、化学物質、電磁波、核技術と放射能の問題も
エコロジカルメディスンで考える要素として書かれていました。

余談ですが、もっとも致命的な現代の技術として、
石油産業、核技術、遺伝子操作が3大悪だと書いてあったかな。
これって、黒魔術みたいなもんだなと思います。

環境にも配慮した医療って?
病院に入院して電気を使って延命することは、環境負荷かけてないか?とか。
でも、自分の身内だったら、少しでも長く生きてほしいと思うかもな、とか、
でも、自分だったら、無駄な延命は拒否するかな、とか、
どこが死に時なのか、考えておかないとな…とか。
いろいろ考え始めると、なんだかよくわからなくなったりして…。

現代医学よりも、自然療法とか、伝統医学が環境負荷が少なくていいのかと考えてみたのですが、
いや、待てよ、その根底に、「不老不死願望」みたいなのがあるのではないかと思ったのです。
明確にはそんなことは書いていないのだけれど、どの自然療法も伝統医療の体系も、
自分の中ですっきりできる答えが見つかったような見つからないようなで、もやもや。

そして、裏磐梯で生活を始めるようになって、ある日スッキリする答えが見つかりました。

この辺は、野生動物がいっぱいいます。
それから、畑のみならず、採取の比率もとても多い暮らしです。
そうすると、ますます、自然との距離が近くなります。
ここにきてやっと、なんとなく読んでいたネイティブアメリカンの文化など、
先住民族の世界観が実感を持ってわかってきた感じになってきました。

ネイティブアメリカンのシャーマンのことが書かれた、
ある本を読んだ時に、ずっと、もやもやしていたことへの答えを見つけました。

自分たちは自然界から命を頂いて暮らしているのだから、
自然界に自分の命を差し出す時が来たら、その循環の中に入っていく。
それが自然の掟だ。

というようなことが書かれていたのです。

それが、人間の生きることであり、死ぬことであり、
自然の循環の中に入っていくことだな、と腑に落ちたのです。

もちろん、便利で自然界の脅威から守られた暮らしの中では、
そんなことにはあまりならないし、
森の中で熊に出会ったら本望という境地にもなれないよ、という自分もいるのですが、
それが、人間が自然界と共生して生きるという基本だなと妙にすっきりしたものです。

それに伴い、自然界への礼儀作法も見えてきます。
薬草を採取したり、必要なものを自然界からいただくときも、
一番いいもの!という風に、人間目線でエゴイスティックに奪うのではなく、
この中で、どれをとるのが一番環境負荷が少ないかを考えるし、
採取する時に、とってもいいかを聞くことも欠かせません。

誰に聞くかって、薬草とか、切りたい木に聞くのですわ。
もちろん、忘れちゃうことも多々ありますが^^;
そういう礼儀は持っていたいと思います。

農耕文化は環境負荷が高く、貧富の差を生んだといいますが、
自然に対する、そうした礼儀作法を忘れて、
人間がコントロールするって思ってしまったところが
もっともよくないところなのかなと思います。

自分も畑やってるし、農的暮らしや農業は否定するわけでありません。
ただ、自然界のオキテは忘れずにいたいなと思うわけです。

(つづく)

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こんなことも、道場でみんなで考えられたらと思います。

こびっと もりのくらし道場
5月から始めるワークショップのご案内です。



こびっと もりのくらし道場/ボディワークとは?

2014-02-06 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]



【ボディワークとは?(またはソマティックエデュケーション/身体教育)】

ボディワーク bodywork

今、日本では、ボディワークという用語は、かなり広い意味で使われており、体に働きかける手技(鍼灸、指圧、オイルマッサージ、リフレクソロジーなども含む)全般を「ボディワーク」とよんでいます。

本来のボディワークの意味は、1960年代に米国エサレン研究所を中心につくられた概念で、心身一体ととらえて、身体から意識に働きかけることを目的にしているワークをさします。意識に働きかけ、自分自身のパターンに気づかせ、変化を促すということを目的としています。ですから、その人の症状や痛みだけに注目するものではありません。しかし、治療、美容、リラクセーション目的のものまでボディワークと呼ばれているのが、今の現状なので、身体教育に関しては、「ソマティック・エデュケーション」と呼んでいます。

*参考サイト ボディワーク(Fili)

◆ソマティックエデュケーションとは?

somaticとは「身体の」という意味です。身体教育のことをソマティック・エデュケーションと呼んでおり、体を通して気づきを促す方法のことを示しています。

身体は自分にとっては当たり前の存在です。痛みや不快感が現われた時に、あらためてその存在を認識するものです。痛みや不快感は一体誰が作り出しているのでしょうか?静かにじっくりと体をみる時間を持つことで、身体への認識力が高まると、それを引き起こしているものが、だんだんと見えてきます。刺激が多く、忙しく、不安が蔓延している社会においては、心も体も緊張状態が慢性的になりがちです。自分の体としっかりコミュニケーションをとれることは、安心と自信につながり、ストレスフルで変化の時代に生きるための強さとしなやかさにつながります。

ソマティックエデュケーションの三大メソッド
・ロルフィング
・アレクサンダー・テクニーク
・フェルデンクライス・メソッド

こびっと もりのくらし道場の「ボディワーク」の時間は、
フェルデンクライス・メソッドの考え方を中心としたワークを行います。
自分の体に気づくレッスンをまず行います。
自分の身体感覚を養った後に、身近な人たちにできる簡単なハンズオンプラクティスや、
自然療法を使った季節ごとのケアについて学びます。

◆フェルデンクライスメソッドとは?

フェルデンクライス・メソッドとは、物理学者であった、モーシェ・フェルデンクライスが開発した、
身体や自己への気づきを高めるメソッドです。

レッスンの方法は2種類あります。

1.アウェアネス・スルー・ムーヴメント(ATM, 動きを通した気づき)
プラクティショナーが言葉で動きの指示をします。それを聞き、自分で動きをしながら、
身体の様々な部分に意識を向けていく方法です。

2.ファンクショナル・インテグレーション(FI, 機能的統合)
プラクティショナーが言葉の変わりに、手で直接触れて身体に動きを伝えるワーク。
身体の機能が分化され、なおかつ、動きの統合を促すようにワークする。

1.は自分自身で気づいていく、とても優れた方法です。
しかし、思い込みなどパターンが強い場合には、なかなか、
気づきが起こりにくい場合もあります。その場合、
2のFIが効果的な場合があります。

* * *

2008年にフェルデンクライス・メソッドのトレーニングを受けているときに、
トレーナーから聞いた言葉が、最もフェルデンクライスについて
多角的に説明されていると思うので、それを以下に掲載します。

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フェルデンクライスとは人の名前です。
物理学者だったフェルデンクライスは、
日本の柔道をフランスに紹介した人物でもあります。
かれは、ある日、膝を痛めて、医者からは手術を勧められました。
しかし、自分で治すための試みをしました。
そして、膝が痛いのは、痛い部分の問題ではなく、
自分の体全体をどう使っているかということに原因があり、
たまたま、膝に症状が出たことに気づきました。

そして、2つのことを発見しました。
・動きを通して、自分が何をやっているかいろいろ学べる
・答えは1つではなく、様々な解決方法がある。

彼は、赤ちゃんがどうやって学ぶかに注目しました。
赤ちゃんの学びは、大学で学ぶ時のように、
先生がいるわけではありません。自分自身で学びます。
自分が見たり、聞いたり、感じたことをつなぎ合わせていく
複雑なプロセスを行っており、そういう能力が備わっているのです。

赤ちゃんだけではなく、大人も同じように学びなおすことが出来ます。
そして、それは、動きを通して学ぶのが学びやすいのです。
その学びは人生すべてのことに対して応用が出来ます。
感情レベルでも、社会レベルでも応用できるのです。

重要なことは、自分が何をやっているかに気づくことです。
関係性に注意を向けることです。
自分がどういう風に、物事をなしているかに気づくことは、
他のやり方にも気づけるということになります。

そして、他の人はどうやっているのだろうと思うとき、
他の人に対しても繊細に接することができるようになり、
他の人が自分で学ぶことを助けることができます。
それが、プラクティショナーコースの4年間で行ってきたことです。

これらは、今の世の中において、大切なスタンスです。
様々な人の個性も味わえて、他者に共感が持てるようになります。
関係性を持つために同じである必要はなく、
違っててよいし、違っているからこそ、社会が豊かになるのです。

この学びは、人生のどこにでも応用できます。

そして、私がこういっていることは、
動きを通して実際に学んだことなので、
説得力を持たせることができるのです。
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アーカイブ:フェルデンクライス・メソッド~学び方の学び(Spiral Earth 2008.5.2)

こびっと もりのくらし道場/プロセスワークとは?

2014-02-06 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]
【プロセスワークとは?】

ユング心理学から枝分かれし、からだや関係性、グループ、社会問題等に関わりながら深化発展している心理学。
問題の中に宝があり、問題には何か意図や目的があって起こるとする目的論を原理とし、場にある全ての声を大切にする
深層民主主義を実践し、タオイズム、シャーマニズム、量子力学、仏教等を背後に持ち、好奇心を原動力とし、
遊び心や慈悲をもってさまざまなモノやコトに関わっていきます。

*こびっと もりのくらし道場のおしらせ

◆プロセスワークの体験
パーマカルチャーを学び、エコビレッジに興味を持った段階で、コミュニティの中のコンセンサスメイキングの重要性に関心を持ちました。その時に、プロセスワークを学んでいる友人から、プロセスワークの考え方をもとにしたファシリテーションがあることを聞きました。ひとりで決めて物事進めることには慣れていたけど、グループで物事を進める時に、みんなの意見を聞き、それをまとめていくのにどうしていいかよくわからず、良かれと思ってさくさく進めて相手の機嫌を損ねたり、ぶつかることを無意識に避けていたりするのがいつものやり方でした。しかし、そのファシリテーションのワークショップに出た時のロールプレイで、ちょっとした葛藤を体験し、そこをブレイクスルーした時の共感する意識などを体験し、葛藤は怖いものではないし、それを超えたところに何かある、という感覚を得ることが出来ました。
3.11の震災が起き、福島の混乱した状況と、自分自身の自然と共生する暮らしが失われようとしている自分自身の混乱に直面した時に、その時の体験を思い出し、直感的に、対話をやろうという気持ちが起きてきました。その時に駆け付けてくれた友人のノリさん(コミュニティファシリテーション研究所)とタケさん(月の光相談室/こびっと道場・プロセスワーク担当)の力を借り、とにかく、今何が起きているかをみんなで探ろう!というところから福島での対話が始まりました。
あれから、もうじき3年が経とうとしていますが、暗闇の中、手探りで進み、自分の道をなんとか歩めているのは、プロセスワークを知っていたことが救いだったと思っています。(安珠)

・震災後に裏磐梯で開催した対話合宿のおしらせ&レポート→3.11以降の対話

・2012年よりサポートしている飯舘村の若者中心の対話の会(活動報告・参加者感想などがあります)→までいな対話の会



◆もっと詳しく知りたい方は→日本プロセスワークセンター

◆おすすめ図書

プロセスマインド: プロセスワークのホリスティック&多次元的アプローチ
クリエーター情報なし
春秋社


ディープ・デモクラシー: 〈葛藤解決〉への実践的ステップ
クリエーター情報なし
春秋社



募集をはじめました!『こびっと もりのくらし道場』

2014-02-05 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]

Earth Spiral ウェブサイトはこちら→こびっと もりのくらし道場


裏磐梯の新緑芽吹く5月末より、「こびっと もりのくらし道場」をはじめます。
新しい世界をつくるために、自分の外側の世界と内側の世界を探求していきます。
道場の目的は、大きなシステムに力を預けた状態であきらめるのではなく、
自分の持つポテンシャルやクリエイティブな力を使い、
現実を思う方向へ変化させていく力を、ひとりひとりが取り戻すこと。

そして、実際に現実を変えること。そのためには、
自分の「外側」と「内側」の双方を変容させることが両輪になる。

「できない」を「できる」にするために、
もやもやからはじめよう!
『こびっと もりのくらし道場』



◆何を学ぶか?
1.これからの世界をつくる新たなる世界観を知る
2.地球で生きるための礼儀作法とサバイバル術(エコリテラシー、パーマカルチャー)
3.思い込みや制限をはずし、アウェアネス(気づく力)を高め、自分と世界のポテンシャルを引き出す(プロセスワーク、ボディワーク)

◆道場で目指すこと
「道場」というからには、修業であります(^^)/ 修業好きの方、ウェルカム。

1.知識と体験の学びから自分のライフスタイルを再考する
2.「やりたいけど、できない」というジレンマを超える
3.自分で自分の人生をつくる力を取り戻す

この講座では以上の3つのポイントに基づく知識や知恵を学び、体験し、自分の暮らしの中で変えたい課題を持ち寄り(畑でも、お部屋のリフォームでも、自分の生き方でも)を学んだことをもとに、具体的に日常の変化につなげていくところをゴールにしたいと思います。ひとりひとりが暮らす場所や今のライフスタイルにより、自分が出来ることはそれぞれ違ってきますが、それぞれが自分の思う方向へ向かい、お互いに連携できるような場にしていきたいと思います。

◆会場:こびっとハウス@裏磐梯(福島県耶麻郡北塩原村桧原曽原山1096-108)


◆日程:5月~10月 第4土日 各日とも13時~17時
(4時間×12回、48時間)

*近隣の方は通いOK。
*宿泊の場合、宿はご自身で手配をお願いします。
(ペンションやキャンプ場などがたくさんありますので、ご紹介いたします)
*2日目午前中に、畑やこびっとハウスの作業など体験可能です
(自由参加、内容はその都度お知らせします)。

◆カリキュラム概要





【プロセスワークⅠ~Ⅲ】5/25、7/27、10/26
日常の忙しさの中で、自分の中の小さな声や、もやもやしたはっきりしない感覚は、あっというまに意識の外に放り出されてしまいます。しかし、そこで起きる、もやもやしたもの、マイナスの感情などは、自然界にいろんなお天気があったり多様な生き物がいるように、自分の中に起きてくる自然なことなのです。それをゴミ箱に入れてぽいっと捨ててしまうのではなく、生ごみや落ち葉から土を肥やす堆肥が出来るように、ちゃんと大事にして発酵させて循環させていくことで、さまざまなものが回りだすのです。
ここでは、自分の中の起きることをそんな風に捉えます。まずは、自分の中の小さな声やもやもやをノートに書きだすところから初めて、自分が前に進むことを阻んでいる「何か」ときちんと対話をしてそれを超えていくこと、「できない」「無理」と思っていたことが「できる」になったり「現実」になることを目指したいと思っています。
プロセスワークとは?


【ボディワークⅠ~Ⅲ】5/25、7/27、10/26
自分の体を意識する時は、どんな時でしょうか?痛みがある時などで、日常の意識では体のことは忘れてしまいがち。体はいつも自分とともにあり、様々なことを感じて生きています。ここではフェルデンクライス・メソッドというボディワークの考えに基づいたワークを行い、自分の体が普段どんな動きや姿勢をしているかに気づいていきながら、もっと楽に動ける方法を探求していきます。体はそこにある当たり前のものになっていますが、このワークを通じて身体感覚の意味を捉え直すことになります。体を通して得た感覚は心や社会の問題にも応用できるものなのです。また、自分の身体感覚を養った後に、身近な人たちにできる簡単なハンズオンプラクティスや、自然療法を使った季節ごとのケアについても学びます。
*ボディワークとは?(フェルデンクライス・メソッドとは?)


【5月】
5/24 『ホリスティックな世界観とセルフケア』
これまでの時代は、ココロやカラダ、人や自然を切り離して理解するという要素還元主義的な世界観の上に成り立っていますが、現状を見るとそれでは多くの問題が解決できなくなってい状況に陥っています。ホリスティックとは「全体性」「包括的」という意味で、物事を判断する時にさまざまなつながりも考慮していく考え方です。例えばホリスティック医学では、症状だけではなく患者さんのココロや価値観、住む環境までも考慮して治療法を考えます。その考え方を知り、自分自身をホリスティックな視点でケアする方法についてのお話と体験をします。
5/25 『プロセスワークⅠ』*


【6月】
6/28 『植物の力(植物観察・植物療法)』
こびっとハウスの敷地内にある植物は100種類を超えます。その中には薬用、食用、クラフトなどに役立つものなどが多くあり、役に立たないものの方が少ないぐらいです。この回は、生命力あふれる裏磐梯で実際に植物を観察し、薬草などの利用方法を紹介します。長い歴史の中で人間は衣食住の多くを植物に頼って生きてきましたが、これからの自然との共生を考えた時に、放射能のことも考慮しつつ、何をどう使ったらよいのかも考える回にしたいと思います。
6/29 『ボディワークⅠ』*


【7月】
7/26 『パーマカルチャーⅠ(台所~畑 循環するデザイン)』
台所は自然との共生や循環する暮らしの要となる場所です。そこでは「栄養循環」(食べるものの循環)と「水の有効利用」が大きくかかわってきます。普段の皆さんの「食」はどこからきてどこへ消えて行っているでしょうか?ここでは、食べるものを「台所~畑~再び台所」と循環させるために知るべきことを学びます。また、水は「無駄なく使ってできるだけきれいなまま返す」というのが原則に基づき、水利用について学びます。そして、今の自分の暮らしの中に循環するデザインを考えてみます。
7/27 プロセスワークⅡ*


【8月】
8/23 エネルギーシフト(節電とエネルギーの選択)
原発事故後、自然エネルギーへの注目がさらに高まっています。しかし、実際にエネルギーシフトを起こすにはどうしたらよいかは、個々の中ではあいまいな部分が多いのではないでしょうか。私たちの住む家には、太陽光パネルと薪ストーブが設置しており、エネルギーの自給率は、車のガソリンを除けば100%をゆうに超えています。これを実現するには、自分たちが必要なエネルギーと、どれだけ節約できるのかを知らなくてはいけません。また、地域の気候やその他の条件により、ベストな選択は異なってきます。ここでは、エネルギーについての知識を整理し、自分の暮らしの中でのエネルギーシフトを考えていきたいと思います。
8/24 ボディワークⅡ*


【9月】
9/27 パーマカルチャーⅡ(暮らしの空間デザイン)
デザインというのは単に見た目を美しくということではありません。暮らしの空間であれば、自分のライフスタイルに沿って、機能性と美しさを兼ね備えたものにしていくことを考えます。自分の想いと現実をしっかりととらえた上で、コンセプトを考え、現状の問題点の解決策を考え(ストラテジーデザイン)、自分の想いを一つ一つブレイクダウンして形に落とし込んでいきます。
ここではパーマカルチャーデザインの原理原則と、Earth Spiral、こびっとハウスのデザインから施工までの事例をお話します。そして参加者が、実際に自分の生活空間を改善することにどう役立てたらいいかを考えていきます。デザイン~実践のプロセスは、想いを自分の力で形にしていく訓練でもあります。
9/28 ボディワークⅢ*


【10月】
10/25 コミュニティと未来の仕事
新しい世界をつくるのに避けて通れないのが、経済とコミュニティのこと。大きなシステムから外れてどうやって仕事をつくり生きていったらよいか? どうやって地域コミュニティになじみ、助け合い、支えあいの場をつくっていくか? 私たちも、まだまだ試行錯誤のところですが、試行錯誤の現状、他地域の事例、情報などを紹介したいと思います。そして、自分たちが自分の暮らす場所で、今できることを、考え、みんなで話したいと思います。
10/26 プロセスワークⅢ*

*気象条件、その他により、内容が変更になる場合もあります。
その際は事前にお知らせします。
*持ち物などは、その都度お知らせします。

◆定員:10名(通年参加者)
*空きがあれば単発参加可

◆対象:
地に足の着いた暮らしを学び実践したい方、
パーマカルチャーを知りたい方、パーマカルチャーの実践の場を知りたい方、
物事を見る視野を広げたり、現実の問題に対処できる応用力を付けたい方、
似た価値観の仲間をつくりたい方、もうちょっと楽に生きたい方、
裏磐梯でリフレッシュしたい方など^^

◆参加費:

●5月~10月の第4土日(1日4時間、合計48時間)通年でお申込みの場合
通年申込割引:48,000円 → 42,000円 
(1日当たり単発受講料金より500円割引となっています)

●3月31日までに通年でお申し込み&お振込みされた場合
通年&早期申込割引:48,000円→36,000円
(1日当たり単発受講料金より1000円割引となっています)

●単発参加の場合 土曜は3,000円、日曜は5,000円となります。
*参加希望の月日をお知らせください。
*通年受講の方を優先的に受け付けますので、3月末までは仮受付となります。
空きがあれば受講可能となりますので、4月1日以降に受講可否をお知らせいたします。

◆講師・スタッフ


事件は現場で起きている! 
現場重視の講師・スタッフ3名です^^
道具や技は使ってなんぼ、いくら、箱の中で知識や技を学んでも、
自分の人生に生かすことが出来なければ、宝の持ち腐れです。
一緒に学びながら、悩みながら、
自分の人生を生きる、自分の物語を生きる仲間になってくださ~い。
あなたのお悩み、もやもや大歓迎。


安珠(あんじゅ) 
ボディワーカー/ナチュラルメディスン研究家/パーマカルチャリスト
広告・編集に携わった後、1996年よりアロマセラピストとして活動を始める。東京都内でストレスケアのセッションルームを開設、精神科・心療内科でもアロマテラピーの施術や指導を担当。自然と共生する暮らしを目指し2009年に福島県の裏磐梯に移住し食やエネルギーの自給などを実践。2011年3月の大震災後は、ポスト311の生き方を模索する対話の場づくりを始め、2012年より敷地の古い家屋を自分たちで再生させる「こびっとハウスプロジェクト」をスタート。只今、学びやつながりの場づくり中。著書:『ストレスケアのためのアロマテラピー』『パーマカルチャー~自給自立の農的暮らしに~』(共著)ほか ブログ『Spiral Earth』


森橡(もりそう 中森正茂) 
Earth Spiral代表/こびっと工務店店長
大手電機メーカー退職後、ジャパン・フォー・サステナビリティーという環境NPOへ転職し、現在在宅勤務をしながら、日本の環境情報を世界へ発信中。サラリーマン時代に環境保護や環境問題への関心が高まり、農的な暮らしの実践を学ぶために2007年から2年間藤野でパーマカルチャーを学ぶ。雪国育ちの気質と学生時代体育会系で鍛えた体力と根性で(^^;、目下「こびっとハウス」をこつこつとセルフリフォーム中。特にエネルギー自給に関心が高い。最近は、木削りにはまっていて、いろいろと試作中。家の中が温かみのある木工用品で囲まれるような暮らしにしたいと思っているこの頃。


桐山岳大(キリヤマタケオ)
ファシリテーター/セラピスト/演出家/湧式呼吸法インストラクター候補 。
青年期に道を失い、レストランで皿洗いをしながら役者をし、28歳で大学に入学。その後プロセス指向心理学を体得し仕事を始める。街と自然の中を行ったり来たりし7年間山の中で生活しながら現在に至る。3.11以降、毎月一週間近くを福島県で過ごし働いている。絡まっている何かを解きほぐし淀んでいる流れに身を投じ、多様な声に耳をすませながら逆境を生きる仲間と対話の場をつくっている。珈琲を焙煎し、味噌を仕込み、リサイクルをするのが趣味であり日々を楽しんで生きている。月の光相談室 カウンセラー、までいな対話の会 ファシリテーター、こびっともりのくらし道場講師。


くるみ&わさび

◆お申し込み方法
必要事項をご記入の上、メール、またはフェイスブックのメッセージにてお申し込みください。
anju.earthspiral(アットマーク)gmail.com
Earth Spiralのフェイスブックページにメッセージ

1.①お名前②ご住所③連絡先のお電話番号④この講座に期待することをひとことご記入の上、上記の申し込み先までご連絡ください。
2.受付確認と以降の受講手続きのご連絡を差し上げます。
3.受講料お振込みいただいて、正式に受講成立となります。

*お問い合わせも同じ連絡先にお送りください。
*宿泊その他のご相談もお気軽にお問い合わせください。

エッセンス・オブ・こびっと~共時律と因果律

2014-02-03 | [こびっと百貨店/こびっとハウス]

こびっと もりのくらし道場をやるに当たり考えたこと。

道場の目的は、案内の方にも書いているけれど、
大きなシステムに力を預けた状態であきらめるのではなく、
自分の持つポテンシャルやクリエイティブな力を使い、
現実を思う方向へ変化させていく力を、
ひとりひとりが取り戻すことだ。
そして、実際に現実を変えることだ。

そのためには、自分の「外側」と「内側」の
双方を変容させることが両輪になる。

外側としては、自分の現実的なライフスタイルを変えていくのに、
自然と共生するってどういうことか?地球に生きる礼儀作法は何か、
ということを、エコリテラシー、パーマカルチャーの原理原則などを知り、
出来るところから実践し、地球上でのサバイバル能力を高める、
というのが、「外側」の軸だ。

そして、プロセスワークやボディワークで、
自分自身の心や体に対する思い込みを外していく。
それは、世界への思い込みを外すということでもあり、
結果的に自分で自分を制限していた力が外され、
本来の自分の力が出やすくなる。
それが、もう一つの「内側」の軸だ。

自分が、その双方がなぜ大事だと思い、両輪だと思ったかは、
プロセスワークを担当してくれるタケさんとの
ミーティングを通して、徐々にはっきりしてきた。

その一つが、双方に共通するのが、
「因果律」ではなくて、「共時律」が
重なる部分にあるのではないかということ。

起きていることの善悪を判断し、原因を求めるのではなく、
起きていることを起きているままに、さらによく観察していく。
そこから、見えていなかったものが立ち現れる。

何か別なものになろうとするのではなく、
そこにあるものがどこへ流れようとしているのかを感じとる。
そういう世界観だ。

因果律が有効に働く場面ももちろんたくさんあるし、
エコリテラシーやパーマカルチャーは
生態学やその他の近代科学による知識が大半に含まれるので、
大方、因果律の世界観の中に入っている。

しかし、その知識を実際にどう使っていくのか、
という土台には、人間の意識が関わっている。
人間の意識はあるレベルから、因果律では推し量れない領域に入る。

簡単に言うと、これがあれしてこうなって、
と理論的に説明できないけど、直感や感覚的にこうなんだよ、
という部分のことです。

それは、科学というものがもっと進んだ時に、
解明されるのかもしれないけれど、今はそうではない。

しかし、科学で解明されるものにとらわれすぎたり、、
自分の頭の中に固定化されたやり方にとらわれると、
閉塞している現実をブレークスルーすることはできないので、
違うやり方をインストールする、または、
無自覚な思い込みをとっぱらう必要があるのですね。

そのためには、ちょっとした訓練、ちょっとした修業が必要。
その修業の場が、『こびっと もりのくらし道場』というわけだ。

そして、その、因果律と共時律の世界の橋渡しをするのに、
「からだ、身体感覚」が役割を果たすという話を次に書きます。

(つづく)

こびっと もりのくらし道場
2月4日(立春)より、受け付け開始します。
詳細は→http://www.earthspiral.jp/pages/000165.html