毒じゃなければ、なんだって食べられるんです。
本にはいろいろ書いてありますが、
なんで、これ食べないんだ?
というのもたまにあります。
最近のヒットは、
カラハナソウの新芽のオムレツ。
なんでも、イギリスではホップシュートオムレツと呼ぶそうな。
カラハナソウの新芽とは、この、ニューっと長いやつ。
新芽を摘むついでに、葉っぱも食べてみたら、意外といける。
摘んだものは洗って、さっと湯がきます。
湯がいた茎を食べてみたら、
これがまた、うまみがたっぷりあるのです!
オムレツにすると、独特の香りが引き立ち、
カラハナソウ、食べない手はないと思いました。
あまり、本にはその食べ方のっていないのですよね。
(カラハナソウといえば、ビールに使うホップはセイヨウカラハナソウです)
それに気をよくした私は、食べれるものは自分で探せ!
ということで、片っ端から試してみました。
●キンミズヒキの新芽のお浸し
夏でもOKということで、新芽を探してお浸しをしてみたが、
苦味がなかなかとれず、これはイマイチですな。
●タンポポとハルジオンの花の酢の物
無農薬レモンがあったので、それを使いました。
花弁だけとるのがめんどくさいので、
ガクつきのまま湯がいてみたけれど、
食べてみると、やっぱりちょいと固いです。
でも、食べられないことはない。
サラダにちょっと混ぜるぐらいが、
アクセントになって良かろうと思います。
●アサツキや長ネギの花
これは、去年もやったので間違いない。
去年は、サラダにぱらぱらとかけたのですが、
ネギの風味と花の蜜の甘さがグーです。
今回は、おそばの薬味として使いました。
できれば、咲いたばかりの花がいいね。
受粉して種ができかかっていると、ちょっと硬い。
●再び登場、カラハナソウ
葉っぱをてんぷらにしてみましたが、間違いなく美味しい。
5月頃には、何でもてんぷらにしてみましたが、
なかなか、ヒットだったのは、イタドリと桑の新芽です。
定番としては、ウド、ヨモギ、山ブドウの新芽ですが、
その他、ゴマナ、ハルジオン、キクイモなどもやってみました。
【野草を食べる意義】
季節感を味わう。
美味いから?
栄養価が高いから!
元気になりそうだから。
それはもちろんなのですが、他にも意義があると私は思っています。
1.パーマカルチャー的視点から
私たちが食べている野菜は1年草が多いですよね。
というか、1年で終わって、畑をまた耕すので、
1年草になっちゃってるというのもありますが。
労力やエネルギーをかけずに食料を得るには、
多年草の活用が畑の構成を考えた時にとても大事です。
しかし、裏磐梯は雪深くグリーンシーズンも短い。
なので、冬越しが難しかったり、木になるものがつくりにくかったりします。
そうした時の救世主が、さ・ん・さ・い!
というわけで、畑でみなさんギョウジャニンニクやウルイを育てている。
山菜ならば、採取に行けばよいじゃないかと思っていたのですが、
この辺だと畑で育つし、野菜が収穫できるのが遅い地域なので、
春先に真っ先に出てくる山菜を活用するのです!
かしこい。
なので、何年か前からうちでも、ウルイやギョウジャニンニクの栽培をしています。
ほおっておいても毎年出て来てくれて、しかも増える。
なので、山菜だけではなく、野草もラインナップとして加えたいわけです。
2.スピリチュアル&エネルギー的な側面
最近、1日1食にしてます。お昼だけ。
というか、ちゃんと作って食べよう、というのはお昼だけにしているので、
やっぱり、小腹がすいたぞ、という時には、
私も旦那も、自分で適当につくって食べてます。
なので、完全1食というわけではないし、
おやつも食べたりします。
でも、気分的には食べてもいいけど食べなくてもいい、
って感じです。
畑をやったり庭仕事やったり、
自然に触れているとお腹が空かないのです。
どういう時に空くかは観察中です。
ならば、昼ごはん以外に、ちょっと、何か必要と思った時に、
野草やお花からエネルギーをいただいてはいかがだろうか?
というのを思いつきました。
(それが出来たら、食糧危機にもレジリエンスが高くなる)
朝は畑と庭をぐるっと回ってると、
野草やハーブたちにも朝露がついています。
なので、それを摘んで、フレッシュのままお茶にして飲むと、
朝からいい感じなので、フラワーエッセンス的な
効果もあったりしてと思うのです。
食のパターンも、年齢とか職業によって、
適する形が違うと思うし、
実験中でもあるので、人にはお勧めしませんが、
そんなわけもあって、野草食、研究中です。
まあ、いずれにしても、
物質レベルで「食」や「薬」を提供してくれるし、
エネルギーやスピリチュアルレベルでも、
生命力や癒しを提供してくれる
「植物界」はとても偉大なのであります。
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*原発事故による放射能汚染は、裏磐梯の土壌にもありますが、
野菜や野草をいくつか測定した結果、検出されていないです。
(検出限界は依頼する測定所により様々です)
放射能を吸収しやすいキノコや、一部山菜、
また、セシウムがたまりやすそうな環境のものは、
避けるように注意する、という
自分なりの基準で実践しています。
本題からは外れますが、こうした実践が不安なくできる環境が、
どんどんせばめられているという事を、
私たちは反省しなければいけないのではと思います。
そして、自分のライフスタイルが少なからず、
環境悪化に加担していることも
この時代に生きる人間として自覚し、
日々の選択をして行く必要がありますね。