今回は、自然のリズムを実感してもらうために、
季節のエレメントの変化を、みんなで書いてみました。
太陽と地球の関係が織りなす時間に、自分を馴染ませていくこと、
それは薬草に頼る以前に自分の設定を変えておきたいところ。
前回採取したタンポポの根っこを焙煎してみました。
美味しいタンポポコーヒーができました。
製剤法はチンキ剤。採取して乾かしておいたカキドウシなどを使いました。
植物観察の邪魔をするにゃんこ達。
●参加者の感想①
第2回パーマカルチャーハーバルセラピスト講座
「自分の体質を知り自然のリズムで生きる&ハマナスワイン作り→チンキ作り」
初夏、裏磐梯の自然達は驚異的な成長ぶりです。温暖な季節が短いせいか成長がとても早いのだそうです。
前回採取したタンポポの根をカット&焙煎してタンポポコーヒーを作ってから講座スタート。
ちゃんと売っている味!
まず、地水火風の動き。エレメント達がどんな状況なのかを不思議な図でわかりやすく教えてもらい、
陰陽の事まで全体を大まかに理解できてしまってびっくりでした。
エレメントの流れや植物の性質や状態から役割を知り、実際の観察をしながら
「何故この植物にこの効能があるのか」等を理解できるように教えていただきました。
全体を見渡せば、自ずと検討がつくのですね。
また、薬の歴史やホリスティックな考え方、セルフケアについて等、
学びが盛りだくさん過ぎて書ききれませーん!
植物採取や実習のチンキ?薬酒?作りも楽しくてあっという間の1日でした。
ハマナスが咲かず、ハマナスワインは作れませんでしたが、
カキドオシを中心にした薬酒作りは、さながらお砂糖の入っていない養命酒。出来上がりが楽しみです。
もちろん飲むのは「セルフケア」のためです♪?
帰りにみんなでハーブを摘み取らせていただき、ワイワイ帰路につきました。
Anjuさん、わかりやすくて楽しい講座をありがとうございました。
モリゾウさん、皆さん今回もお世話になりました。
●参加者の感想②
先日の日曜日、裏磐梯 Earth Spiral にて、第2回パーマカルチャーハーバリスト講座を受講してきました。
ここ数日の慌ただしさも一段落、受講後の雑感も含めて報告します。
前回の受講は1ヶ月前。こびっとハウス周辺のグリーンは見違えるように茂り、
庭を覆い尽くしていました。緑の時期が短い裏磐梯。
植物たちは冬に溜め込んだパワーを、ここぞとばかりに一気に放出しているかのようです。
講座はまず、前回採取したタンポポの根を焙煎して、
タンポポコーヒーを作ることから始まりました。
前回の実技では、乾燥したハーズやスパイスを「粉末」にして、オリジナルソルトを作りましたが、
今回はまず「焙煎」から。
様々な状態に加工した植物を「味わう」という体験によって、さらに理解が深まります。
「自分の体質を知り自然のリズムで生きる」と題した今回の講座の最初のワークでは、
1年間の太陽の光、熱の変化、水の動き、植物の成長を、
色鉛筆を使って1つの図に描き起こしました。
季節ごとの自然の情景を思い浮かべ、地水火風、陰と陽、
今までバラバラで断片的に理解してきたエレメントが、
1つにつながるのを感じました。
1年のサイクルはフラクタル構造のように、1日、人の一生などの全てに通じ、
陽を支えるためには陰の時期も大切なのだと理解しました。
また、庭にある植物をよく観察し、日なたと日陰、土地の高低などの植生の位置、
葉や茎の硬さや形、その役割などについても学びました。
午後のお楽しみの実習は、今回はチンキ剤作り。
カキドオシを中心に様々な乾燥ハーブをアルコールに漬けてみました。
出来上がりが楽しみです!
最後に、お庭のハーブをたくさん摘み取らせて頂き、
家に持ち帰って、コンテナに植え替えました。
少し日当たりの悪いベランダでも育つよう、
日陰に強いミントや、軒下、木陰などにある植物を中心に採取しました。
裏磐梯から帰って、日常に戻りましたが、朝のジョギング中にも太陽の高度が気になったり、
夏至に思いを馳せたり、、、
天体の動きと自分自身の関係を、以前よりも気にするようになりました。
バラバラなものを繋げてくれるのは、きっと自然。
植物療法を実践するには、机上の勉強だけではなく、
生の植物を知ることがいかに重要か。植物を知るほどに、
自分自身も整っていくのを感じています。