わさびの写真で、これが一番好きかな。
裏磐梯に引っ越してきたばかりの2010年に、丸二日ほど帰ってこないことがあった。2歳の時。あの時は本当に心配で、私たちも慣れない裏磐梯を歩き回った。林道に入っていって、途中で迷って出てきた道の真ん中にネズミが転がっていて、わさびがいるサインだと思った。でも、戻らなければいけない時間がきて、一度家に戻った後に、夕方もりぞうが見に行くというから、熊が出たら困るからと、一瞬止めたけど、鈴をつけて出かけた。5分もしないうちに、「見つかった」と電話が来たのでした。あの時は、たくさんの奇跡的なことが重なっていた(わさび失踪事件)。
今思えば、わさびはあの時、裏磐梯の子になったんだなと思った。私にとっては、猫というより精霊のような存在に近い感覚がある。裏磐梯の精霊として認定されたのだ。
6年前に10日間戻ってこなかったときは、そうした奇跡は起きず、わさびは自力で戻ってきた。2011年の原発事故後に私たちは自然との距離をとらざるを得ず、そこで、何かが失われたんだろうと、もりそうが言った。そうなのかもしれない。
そして10年目の311を迎えようとする1週間前に、わさびはふらっと出ていった。今回も自力で帰ってくるかもしれないし、あとは自分たちでよろしく、って感じで戻ってこないのかもしれない。
しかしそれは、魂の決断であれば、どちらにしても歓迎しようと思っている。
明日本当は次のびょんいんの予約の日だった。今日はびょんいんがお休みだから、昨日電話をした。「ふらっと出て行って帰ってこないので、キャンセルして、また戻ってきたら予約します」って。
そしたら、夕方近所の人から電話で「白黒の猫を見た」という連絡。もりぞうが見に行ってくれた。帰ってくるまで洗い物をしながら、ちょっとドキドキ。びょんいんキャンセルしたから戻ってくる気になったのか???とか。
結果は、白黒の野良猫だった。でも、気にして連絡してくれるのはありがたい。
まだまだいろんなことを考えながら過ごしていくのかなと思うけど、こんな感じも、わさびらしいなと思って笑ってしまうこともある。
裏磐梯に引っ越してきたばかりの2010年に、丸二日ほど帰ってこないことがあった。2歳の時。あの時は本当に心配で、私たちも慣れない裏磐梯を歩き回った。林道に入っていって、途中で迷って出てきた道の真ん中にネズミが転がっていて、わさびがいるサインだと思った。でも、戻らなければいけない時間がきて、一度家に戻った後に、夕方もりぞうが見に行くというから、熊が出たら困るからと、一瞬止めたけど、鈴をつけて出かけた。5分もしないうちに、「見つかった」と電話が来たのでした。あの時は、たくさんの奇跡的なことが重なっていた(わさび失踪事件)。
今思えば、わさびはあの時、裏磐梯の子になったんだなと思った。私にとっては、猫というより精霊のような存在に近い感覚がある。裏磐梯の精霊として認定されたのだ。
6年前に10日間戻ってこなかったときは、そうした奇跡は起きず、わさびは自力で戻ってきた。2011年の原発事故後に私たちは自然との距離をとらざるを得ず、そこで、何かが失われたんだろうと、もりそうが言った。そうなのかもしれない。
そして10年目の311を迎えようとする1週間前に、わさびはふらっと出ていった。今回も自力で帰ってくるかもしれないし、あとは自分たちでよろしく、って感じで戻ってこないのかもしれない。
しかしそれは、魂の決断であれば、どちらにしても歓迎しようと思っている。
明日本当は次のびょんいんの予約の日だった。今日はびょんいんがお休みだから、昨日電話をした。「ふらっと出て行って帰ってこないので、キャンセルして、また戻ってきたら予約します」って。
そしたら、夕方近所の人から電話で「白黒の猫を見た」という連絡。もりぞうが見に行ってくれた。帰ってくるまで洗い物をしながら、ちょっとドキドキ。びょんいんキャンセルしたから戻ってくる気になったのか???とか。
結果は、白黒の野良猫だった。でも、気にして連絡してくれるのはありがたい。
まだまだいろんなことを考えながら過ごしていくのかなと思うけど、こんな感じも、わさびらしいなと思って笑ってしまうこともある。