2月24日(水) 対戦相手:作品
横浜
読売文化センター横浜でのバルーンの先生です。今日の題材は、暖かくなってきたここ数日を草木も喜んでるだろうと思い、風船を二本使って大きめの花。お子さんだけでなく大人の方にも喜ばれる一品です。そしてこの花は同じ捻り方で樹木にもなりますから、木にぶら下がっている猿をレクチャーしました。
細かく作り方を説明し、生徒の皆さんに作ってもらい、ひとりひとりの出来栄えを検証していきながら 何度も同じモノを作ってもらいます。そして細かなニュアンスを変えることで見え方も異なってきますから、同じ猿でも色んなパターンが出来上がるのです。ひたすら反復練習ね。そうすると生徒さんの机には、猿がいっぱい出来上がる事となり、そこに木もありますから、一本の木に対して何匹もの猿がぶら下がってる状態となり
大家族時代。
木の幹を短めに作ってしまった生徒さんの場合、もう四畳半にお父さんお母さんお子さん5人とおじいちゃんおばあちゃんのような窮屈さが作品ににじみ出てしまってます。この同居はちと辛そう。それでも家族はドンドン増えていきますから、樹木の葉っぱにぶら下がり自分の居場所を求める猿やら、幹にしがみついている猿の背中におぶさっている小猿やらも出てきます。ひとつの作品としてはとっても豪華に見えるんですよ。ただ皆さん、猿ばっかり作って樹木は最初のひとつ以降全然作らないもんですからね、その窮屈さを見かねて
「皆さん、木も作ってイイんですよ。出来れば二世帯住宅にしてあげて下さいね。」
少子化が叫ばれる日本にあって、この猿達は元気に家族を増やしていったのでした。