3月7日(金) 対戦相手:初々しさ
もうご存知の方もいらっしゃいましょうが、mixiに『エディーさん』というコミュニティを作りました。その中のトピック『エディーさん・NOW』でも書きましたが、今日の舞浜は中学生が多かったように思います。高校生ほどお洒落に気を使っていなくて、小学生ほど子供じゃない、そんな青い春を満喫しにきている『心の季節』です。
愛をテーマにしたこのイベントで、このイベント中、一番愛を持って接客できたのが、やっぱりどう見ても中学生の、男子ひとり女子ひとりのペアです。歩いているふたりの距離からして、まだカップルじゃなさそう。友達ではあるけどそれ以上の関係に発展したい!というガツガツした大人の欲望なんか一切無い、爽やかなふたりです。手招きし、石板の説明文を読ませて「OK?」じゃあ
『ふたり一緒に』
ここが重要なんだからね。念を押してふたりの手を重ねてあげます。うーん、どっちも照れてて、イイ表情ですよ。で、口に手を入れるとゼウスは大笑い!いいよいいよ~。コッチの思う通りの反応は春の追い風なのでしょう。「あーん、もう。手の繋ぎ方がダメなんだよ!」お互いの指と指をガッチリとホールドするような繋ぎ方をさせ、ここでも二人のビックリした表情を楽しみながら、出来るだけ時間を掛けて
余計な事ばっかりします。
普段、行列が出来てるときなんかは絶対にしない、説明文の二度読み。そして、気を送るときも余計な動き、余計なギャグばっかりやってなかなか手を入れさせません。少しでも長く手を繋いでて欲しいんだもん。そしていよいよゼウスの審判。「ピロポロロ~ン。」そこで見せるまた恥ずかしそうな笑顔。写真も撮って、帰るときも手を放そうとする二人に逆ギレし、自ら悪者を演じて若い恋を見守ったのでした。その帰る後ろ姿をじっくり眺めてて
「いいよなぁ。あんな初々しいカップル。ほら、あの手見てみぃ?ガッチリは繋いでないけどさ、あれが今の二人の精一杯の気持ちなんだよぉ。これからも二人を応援するからさぁ。」
しみじみしてたら、いつの間にか出来てた列から
「ちょっとお兄さん、早く。」
汚れた大人によって現実に引き戻されました。近づけそうで近づけないカップルさん、
オレに任せな!
【本日の彼女選び】
他人様の愛を育みながら、自分の愛もちゃっかりと探すマリ才。マイスイートハートはどこにいるのかなぁ?いた!
ヨチヨチ歩きの幼児発見。
マイムで抱きかかえ、高い高い高ーーーい。じゃあ、せーのっ、どるゃ!雲をつき抜けて一筋の光となり、数秒後、落下してきました。よーし、お前はオレが受けとめるぜーっ!
ガーン!
キャッチし損ねて地面に大きな穴が開きました。相当深い穴です。小さな手が更に小さく見えます。手を伸ばしても届きません…。
埋めた。
【初物】
17時の回ですが、キャンセルになりました。16時半ごろ「ドーン」という大きな音と振動が楽屋に響きましたが、雷が近くに落ちたようでして
「雷キャンセルでーす。」
「いや、オレ出られるって。だって、オレの身体は絶縁体だもん。」
「いや、今、お客さんも建物に避難してもらってますから。」
「オレ、雷、怖くないよ。」
「出ちゃダメなんです!」
オレに雷が落ちた。
今日は素晴らしい演奏ありがとうございました