10月14日(祝) 対戦相手:雰囲気
八千代
今日のウィッグ仕事はロービングユニットst-ringsで八千代大道芸フェスティバルに出演です。このユニット、構想から三ヶ月、デビューからはまだ一ヶ月弱ですが既にフェスティバルに出場させて頂いてまして、とても温かく育てられているのなぁ、と実感しております。まずは
にぢゅうまる企画さま、ありがとうございます!
まだできたてホヤホヤのユニットですし、芸歴も若いよね、一部おっさんで構成されてますけど。で、キャリアが無いペーペーでございます。ヨーカドーに入店する時にサンキュー手塚さんと一緒になりまして、
「あー、エディーさん、いらしてたんですか?」
「そうなんです。st-ringsってユニットで。」
「あ、あれ、エディーさんだったんですね。」
「ええ、まだペーペーですから、パンとか缶ジュースとか買いに走りますよ。ぱしり行きますよ。」
そんな和やかな会話からスタートですが、エレベーターで控室に向かう途中に大事な事を思い出しました。
こないだの浅草に比べてどうも荷物が少ないなぁ、と思ったんですよ。そっかぁ、帽子のスペースだったかぁ。なので先に入ってました相方さんに、開口一番
「すいません、昨夜の稽古で忘れ物しないように!って言いましたけど、帽子忘れちゃいましたっ!」
st-rings用に帽子も2本買い揃えたのに。片方の帽子は未だデビュー知らずです。
さて、浅草の町しか歩いた事のないst-rings、今日は屋内、そしてショッピングセンターです。自称・対象年齢16以上の大人向けなパフォーマンスユニットでして、その特徴としては非現実感をまといながら歩く事だと思っております。非現実感とはすなわち生活の匂いをさせないという事ですが、控室から一歩出るとそこは
布団売り場。
ド生活感、、、。
出番前にロケハンして色々と見て回ったら、ゲーセンでしょ、ランドセル売り場に下着売り場でしょ。洋服とかカフェとかは雰囲気に溶け込める気もするんですが、ランドセルはなぁ~。下着もむき出しの状態で置いてあるんですよ。
st-rings男(man)はブラとか着けないもん。
ただ、良く考えたら浅草だって酔っ払いと勝負師がいっぱい居て、元々考えてるコンセプトと100%マッチしてるか?って言ったらそうでも無いんですよね。だから昨日の稽古では
「あまりお子さんには絡みに行かないつもりです。」
と言ってましたが、お子さんに積極的には絡まないにしても、その場の空気を作ってくれるのもお子さんなのでして、見る子は見る。ゲームなんかに夢中で見ない子はもうそのままにしておく、という結論にたどり着きました。それを踏まえて歩き始めます。30分なんてあっという間だね。そして
お客さんがあたたかいよ。
何やってるかイマイチ分からなくても、まず見てくれるし近寄ってくれるし、そして浅草ではカップルを中心に仕掛けてましたが、今日はフードコートにいるご家族をターゲットにね。パパとママと娘さんがひとり。まずはパパに赤い糸を結んで、その端っこを娘さんに
「はい、小指出して。」
ジェスチャーで会話して小指を出してもらい、結んだらこの子が一言
「これだとラーメン食べられなーい。」
だね。そうだね。ほどいてママに結びました。ママはパパとの絆を娘さんから取り戻した事にちょっとご機嫌になり、娘さんはラーメン食べれてご機嫌になり、
中学生の女子ふたりがずっと後ろをついて回ってるんですよ。最初は大道芸好きな子なのかな?と思いましたが、後でスタッフさんに聞いたら全然知らないけど着いてきてたんだって。なのでこの女子2人にも結んであげました。友情の糸だね。
で、思ったのは、カップルだけじゃないんだな、って事ですよ。友達・家族も含めての愛。そうです、シーズン・オブ・ハートの精神ですよ。方向は見えたかな。あとは
帽子忘れないように。
次回は11月に浅草の予定です。
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