生涯勉強・世界史編

　４月６日（水）　対戦相手：かなりの年齢の男性

　池袋駅前

　

　最近、大量の空き缶を台車やらリヤカーやらに乗せて、車道の片隅をエッチラオッチラ轢いているおじさんを良く見かけます。基本的にはストリートで生活してる方ですね。でも

　

　ストリートパフォーマーではないのです。

　

　高速道路の高架下で暑い日も寒い日も寝てらっしゃる方ですよ。そして、そんな方達は缶・瓶・ペットボトルの回収日に缶だけを狙って区の職員さんよりも早く活動し、根こそぎ空き缶をリヤカーに搭載して、自分の陣地にて踏み潰してどこかに持って行って

　

　生活費にしている

　

　のです。たくましいね。宅間伸だね。人間、何をやっても生きて行けるのですよ。っていうか、生きる為には何だって出来るんですね。そんなようなおじさんが池袋北口の自販機群の所には何名かおりましてね、通り過ぎる際に

　

　「やっぱり缶を回収してるんだなぁ。」

　

　程度にすれ違ったら、今日見た、かなり年齢のいってるおじさんは手に

　

　

　

　早わかり世界史

　

　

　という本を手にしてらっしゃいました。しかも拾った直後のようでしたが、しばらーく表紙を見つめてたよ。いくつになっても勉強だね。

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