3月31日(水) 対戦相手:6年の思い出
旧居
荷物を運び出してガラーンとした部屋を、今日は大掃除です。なんせ部屋が広いもんですから、まあ時間が掛かりますわ。楽しい思い出がいっぱい詰まった部屋ですが、その楽しい思い出に浸っていると作業が一向に終わりませんもん。てな訳で、ウォークマンでフェイバリットなナンバーを大音量で流しながら
10時間かけて
掃除&残留荷物の回収(もちろん、バイクで。)を終えたのでした。6年間お世話になった部屋ですから、大きな家具のあった裏や、年末の大掃除でもやらない場所などは、6年分の埃や汚れにまみれております。加えて我が元部屋は101号室なのに2階、というのは昔書きましたが、1階は建築資材屋さんで主に砂や砂利を扱っております。そうすると窓を閉めていても微粒子の土が部屋に入り込むんですよ。ですから2004年に入居してから全く手をつけていなかった場所を拭くと
雑巾は限りなく黒に近い灰色
になるのです。それでもお世話になった空間ですから、手がマジックリンを吸収する程、片っ端からガシガシと拭いていきます。家具が何もない状態ですと
壁紙のマーブル模様が浮き立って見えるね。
タバコの弊害を目で確認できる瞬間なのでした。なので新居ではタバコを一本も吸っていません、
室内では。
オレ的事業仕分けで始まった引越しですが、もうひとつの仕分け対象であるタバコも部屋の外で吸うと決めてから本数減りましたもん。これは大正解!
「いっそやめたら?」という声が聞こえてきそうですが…。
6年間で全く掃除していない場所はいくつもありますが、初めて手をつけて驚いたのはバスタブです。全自動給湯システムでしたからボタンを押せば一定の熱さで、一定のお湯が張られ勝手に止まってくれる優れモノ。バスタブはただの器という事ですね。追い炊きやらジャグジーのシステムは付いていません。なのでバスタブを持ち上げたり移動させたりが可能なのですよ。バスタブの置いてある下のタイルや奥に隠れている壁を拭こうとひっくり返して裏を見ると
中身は発泡スチロールだった。
下部もスチロール製。あんな快適な時間&空間が発泡スチロールを元に作られていたなんて…。ちょっとビックリです。さて、残留荷物も運び出し、掃除も終わって改めて感慨に耽っておりましたが、急に脳裏に浮かんだ事があったのです。先日の本引越しで下駄箱をふたつ処理場に持ち込んだと書きましたが、その内のひとつは
確か元々あった下駄箱だったような…。
つまり備え付けの下駄箱を処分してしまっていたのでした。って事は内緒にしておいてね。