１９分４６秒

　１２月１９日（日）　対戦相手：出演時間

　舞浜

　

　ある企業さんのクリスマスパーティーにてピエロ出演です。場所は慣れ親しんだホテルですのでバックヤードをスタスタと歩き宴会場までダイレクトで行くと働いているサービスさんから

　

　「お久しぶりで～す。」

　「あれ？今日は何で？」

　「あらぁ。痩せました？」

　「髪切った？」

　

　などなど懐かしい顔ぶれ。（タモさんはいません…。）レギュラー仕事が無くなってしばらく来なくても、会えばあの頃に一瞬で戻れるから不思議ですね。さて、持ち時間が２０分。通常のパフォーマンスが３０分くらいで、じっくりやると４０分近く要するボクのパフォーマンスを２０分でお送りするとなると

　

　回り道は一切出来ないのよ。

　

　でも焦っちゃダメだからね。と自分に言い聞かせてひとつひとつ丁寧に。なのですが、ジャグリングの精度がイマイチなんですよねぇ。つまらん所でミスが出てしまうのはね、

　

　まだ右肩が痛いからなのね。

　

　改めて思いますが、壊れるのは一瞬。治すのには時間が掛かるんだよ。まあ動けない程ではないので見てる方には全く解らないのでしょうが、演ってる本人にとっては細かな違和感と戦いながらの進行なのですわ。ただ、きっちりと抑えるところは抑えて、はいパフォーマンス終了っ！道具の入ったキャリーバッグを抱えて退場し、バックヤードで時計を見ると

　

　１９分４６秒。

　

　すげー、神掛かってるこの時間配分。斉藤祐樹党首がいたら言ってるでしょう、

　

　「持ってるな。」

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