12月13日(金) 対戦相手:あふれ出るモノ
都内某所
数組のご家族が集まってのクリスマスパーティでパフォーマンスです。ママ達は女子会な感じ。隣の部屋ではお子さん達は遊んでる、そんな会場でアトラクション要員として呼ばれました。もうママさん達はシャンパングラス片手にみんな素敵です。優雅です。綺麗なママばっかりです。出来ればわたくしもこっちの部屋で、、、
でも今日はお子さんに向けてのショーなのですよ。
会場に入って音楽を掛けたらもうお子さん達はみんな大興奮。うおー、テンション高いねぇ。よしゃ、負けないよ。そんなに広さが無い会場でしてジャグリング道具も持っていきつつ、マイムと場合によってはバルーン主体にシフトチェンジ出来るようにフットワーク軽く準備をしていきましたらコレが大正解でしたね。まだ皆さんが来てない時に会場を見た時より荷物が増えてて演技エリアが小さくなっております。だから比較的場所を取らないシガーボックスでスタートするもお子さん達は足元にいて
ドキドキだぜぇ~。
だからマイムとバルーンを軸にしていきましょうね。ハンドモップで見えないガラスを拭き始めたらお子さん達みんな真似をするんです。ここまでは良くある光景なのですが、ひとりの男の子がガラスじゃなくて僕の身体を拭き始めました。身長的にどうも股間のあたりをスリスリするんですよ。ママ達も隣の部屋から見てる中、
「うん、お兄ちゃんね、それ以上拭くとなんかムズムズしちゃうからね。」
皿回しのお手伝いをしてくれた女の子にバルーンでプレゼントを作っていると前に座ってる男の子が
「次は誰にあげるの?」
あれ?何故かあげる前提で事が進んでる?お子さんの人数が多過ぎたら難しかったのですが、聞くと10数名。いけるかな。じゃあ
「オッケー、後でみんなにプレゼントしまーす!」
「わーい。」
更にテンション上がりましたよ。バルーンをプレゼントし出すとみんなもう観ないと思ったので、一応ショーらしいシメとしてのバルーンイートをね。見えやすいようにと、しゃがんで風船食べる時なんかみんな近付き過ぎて、開いた口を覗き込む
歯医者さんか?
ってくらい。そして風船が口からテープに変わります。いつもは自分のペースで様子見ながら小出しにするのに、みんな更にテンション上がっちゃってテープの端っこを掴んで
引っ張り出す始末。
口から出たやつなのにみんな、凄い勢いでテープ争奪戦になっちゃったよ。さーて、ここからはバルーンプレゼントの時間だよ。ここでもテンション上がりまして僕の登場からギアが4~5段は上がってる。ひとりひとりに風船を捻るのは大した事ではないんだけどね、そのひとりひとりとじっくり向き合って相手をすると
一気にパワー奪われます。
作ってる最中にさっきの口らか出た紙テープを持って来て
「ねえねえ、これ、口に戻して。」
最後の子に作り終えた時には汗ダクですがな。そして、ママ達が隣の部屋で静かに飲んでる理由もわかりました。こっちの部屋にいたら、
全てのカロリーが奪われますもん。
全員にバルーンを作ってる間、もう先にもらった子はソファでトランポリンのように飛び跳ねてて、思わず出た本音。
「すごいね、お子さんのパワーはね。このパワーを地球の為に使えないか、誰か研究しません?」
ショーとしてはイレギュラーでしたが、楽しかったー。かなりもってかれたけどね。そしてパパやママにも最後の挨拶の時、
「この子達の相手が出来るのは世界広しといえどボクくらいでしょう。なのでまたリピートお待ちしております!」
いや~、楽しかった。
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