7月20日(金) 対戦相手:ショップ店員
池袋
先日の初プールでの話なんですが、なっぱは水着を持参していなくて成田山の奥さんの水着で泳いでました。
「お前、今日水着持ってきてないんかい?」
「だって、水着持ってないんですもん。」
「じゃあ買いに行け!そして、オレが選んでやる!」
「何でエディーさんセレクトなんですか??」
という訳で、今日はなっぱの水着選びに強引に付き合っております。なっぱのご予算を聞いて、とにかく安いのを探して池袋東口を、これでもか!というくらい歩き回りました。自分の買い物じゃないのにね。さて、なっぱの選ぶ水着とボクの選ぶ水着はことごとく好みが違っていて、予算との兼ね合いも合ってなかなか思うようなのが見つかりません。少々に詰まってきた感があったので、思い切ってギャルさん御用達のお店のエリアに
「こっち行こうぜ。」
「絶対イヤです。」
「お前の好みと違うのはよーく解ってる。でも、新境地開拓と行こうじゃないか?」
「エディーさん、ただ入りたいだけでしょ。」
何もかも見透かされながらギャルショップのコーナーに行くと、『水着半額』のコーナーが。買う買わない、着る着ないは別として半額の言葉には人間弱いものでして、フラフラ近寄っていきますと、ギャル系店員さんの甲高いセールストークが始まりました。
柳原可奈子さんみたいな喋りで。
ある意味、力押しなトークで試着することになったなっぱ。そしてギャルショップにてひとり持て余す男性のワタクシ。店員さんのトークは高周波数でやってくるのです。
「仲イイんですねぇ、彼女さんと一緒にお買い物なんて。もう海に行く予定とかあるんですか?でも、うらやましいですよねぇ、こうやって彼氏に選んでもらえるなんて。あの水着、とっても人気なんですよ~。色もあんまり無くて素敵ですし、彼女さんだったら絶対似合うと思うなぁ。」
「…そうですね。」
見事な速射砲トーク。同じ洋服屋の店員なのにフリートークの効かない堀内くんとは大違いだなぁ。この子、集団田中にスカウトするか?こちらとしてはいちいち否定するのが面倒なんで「…そうですね。」としか答えませんけどね。試着を終えて出てきたなっぱが今度はこのトークに捕まります。
「どうでした~?お色も素敵で、肌の色とマッチしちゃってて、良~くお似合いでしたよ。このターコイズの色とブラウンはすんごい人気なんですぅ。今、このタイプはもう現品だけで、でもすんごく人気があって、こないだもフジテレビの撮影で使われた…(以下、略。この手の会話はあと数分続きます。)」
言葉のラッシュを掛けてくる店員さんに対してなっぱは、
「あ、えーっとぉ、ええ。」
勢いに負けてます、完全に。その後も浴びせられる薄っぺらいセールストークに、たぶん「じゃあ、これで。」の「じゃ」まで出掛かったでしょう。その攻防戦に水を差すかのように(水着だけに?)、ボクは
「じゃあ、他も見てきます。」
こうしてなっぱは予算以上の買い物をしなくて済んだのでした。皆さん気になる、なっぱが買った水着ですが、白とピンクのビキニです。そして、読者の皆さん、お披露目を期待しているかと思いますが、それは
本人とわき腹のお肉と相談で。