11月14日(月) 対戦相手:衣装
板橋区大山
昨日は静岡から帰ってきて何をしてたかと言いますと、今週末にある仕事のリハーサルに行ってたんですよ。この仕事はパフォーマンスをするのではなく、ある商品を芝居仕立てで紹介していくという、芸人ではなく役者の作業。で、昨日は本読みから立ち稽古。それと簡単な衣装合わせ、という
詰め込んだ内容
だったのです。ボクの役の設定年齢が40後半から50半ば過ぎ。地方の4LDKのマンションに住んでいて裕福なキャラクターだという事を台本から読み取りまして、ちょっと小洒落たセーターに、下もチェック柄のスラックスを持参して行きますと、演出さんから
「ちょっとお洒落過ぎるかなぁ。」
というダメを出されましてね、上のセーターは集団田中の倉庫に細かい柄の“おっさんセーター”がありますが、下に履くものが手持ちではなく、お金を出していただけるという事ですので、今日は色々と物色の日にしました。まずは一番近い激安ジャングルから回ります。うーん、ジャージ?スウェット?ちょっと違うねぇ。テカった感じのスーツの下とか?他にも回ってイメージのモノが無かったらこれを買いましょう、ちょっとキープね。
続いて向かったのは東武東上線・大山にありますアーケード街【大山ハッピーロード】。散歩がてらに行ける距離が素敵ですね。ハッピーロードの、大山駅から一番遠い所にあるジーンズメイトから攻めていきましょう。で無かったら駅方向に戻る感じですね。案の定ジーンズメイトでは年齢が若すぎてこれまたイメージと違うかな。で、駅を目指して歩いて行きますと
惜しいっ!
店構えや女性モノの品揃えはドンピシャなのに男性の衣類がジャージしか置いてなかったりっていうお店がいくつか。うーん、これは戻って激安ジャングルで…とその時、目に入ったのは
男の館
という文字。もうこの時点で勝利を確信しましたね。あとはお値段ですよ、だって紳士の洋服屋さんですからお値段もダンディズムでしょ。口ひげが上にピヨって向いているように、お値段も上にピヨってるに違いないのです。そして、ジャケットやらシャツ、コートなどの値札は予想通り、強気の数字。
桁がひとつ多いものまでありますやん。
一階は上着、二階が下というディスプレイですのでダメ元で見に行きますと、イメージ通りのスラックス、色がグレーでバッチリだし、ベルト通しもありますがウエストはゴム対応。しかもお値段3900円!予算内でして、このスラックスを手にとってひとりニヤニヤしてますと、店員さんが背後から
「そちらですと、ちょっと(年齢が)上の方用でしょうかねぇ。」
「イイんです、舞台で使用しますから。」
そんな実年齢よりも上の役のお仕事は一般閲覧は出来なさそうですが、国際フォーラムのどこかの展示ホールでsonyのイベントです。金曜日から日曜までやってます。街の電気屋さんで招待券を貰うと入れるらしいよ。ネットで調べたんだけど、イベント名もわからんので、見て見たい方、これを手がかりにどうぞ。
マイムもギャグもほとんど演ってないレアなお仕事ですよ。
電気屋さんに聞いてみて下さいね。