4月12日(木) 対戦相手:お題
二子玉川
石原さとみさんがマルセルマルソーのお弟子さんの元でパントマイムするという番組の存在をレッスン終了後Twitterで知り、完全に見逃した、そんなレッスンとは東急セミナーBE二子玉川でのパントマイムの先生です。今クールのテーマは【ウォーク】。今日は本格的にプレッシャーウォーク(よく見るマイムウォークの事)のレッスンです。ひたすらこれの繰り返しね。実はこの地味な作業はプロでも大変な作業なのですよ。ただ、コツさえ掴めば上達は早いのです。現に、今クールも継続して下さった中学生の生徒さん、
加速度的に上達してますもん。
演り方を簡単に書きますと、まず右足は爪先立ちに。この時の重心は両方の足です。その爪先立ちの右足の踵を地面に付けると同時に、地面についていた左足を後ろにスライドさせて宙に浮かす。で、浮かせた左足をベッタリついた右足の真横に持って来て、左足を爪先立ち。あとはその逆をやるだけ。
簡単っしょ?
スライドさせた足を真横に着くからその場から動かない訳で、半歩前に着けると若干ながら前に進みます。そして、踵の辺りに着けると、後ろに下がって歩く事になります。それを踏まえてのお題は
前に向かって歩く。歩けど歩けど前に進まない。地面を見る。あっれー、おかしいなぁ、オレの足がおかしいの?それとも地球がイタズラしてくるの?もう一度歩く。でもその場から進んでません。よーし、気合い入れるぞぉ、で歩く。すると、ちょっとずつ後ろに下がってるじゃないですか。何で?どーして?考える。でも、待てよ、歩いて後ろに下がるって事はさ、なーんだ、後ろ向きに歩けば良いんじゃん。で、少しずつだけど行きたい方向に、しかも後ろ向きではありますが、無事到着ぅ。
自分で意図的にやってるのにあたかも自分のせいじゃないように演技するのがパントマイムの醍醐味ですね。足が辛いプレッシャーウォークを使ったレッスンはここまで。ここからは少し変則の歩きです。まずは重心を左右に上手く入れ替えてフラついた歩きのレッスン。イメージは酔っ払いですね。バランスを崩すんですが、あくまでそれは演技です。崩し過ぎて壁や鏡に頭から突っ込まないように注意ね。そのバランスを崩すというのを更にわかってもらうために綱渡りの歩き方のレッスン。これも自分でバランスを崩すんですよ。でも踏ん張る。時間を割いた所で最後のお題は【花見帰りのマイム】。
ちょっとほろ酔い気分で歩いていますと、道にゴミが落ちてます。せっかくの気分がダイナスティだよ!とゴミをゴミ箱に。すると、持ち帰らない人達のゴミが山積みになってます。ゴミの山の一番上に持ってるゴミをそっと置き、帰ろうかな?目に入る一面のゴミ。酔いもさめますね。腕いっぱいに抱えてゴミ箱に。でもまだ沢山転がってる。ポケットからゴミ袋を取り出し、せっせと袋に拾ってつめていく。肩に袋を背負うと重さで後ろにしか進みません。そうだ、こんな時には、後ろ向きに歩こう。で、ようやくゴミ箱に辿り着いて袋を置くと、目の前には綺麗になった公園が。満足して帰っていく。
という、夢のようなストーリー。弘道お兄さんのTwitterからヒントにしてみました。あとは、願望ですよ。ちゃんとやろーや、日本人~。ステレンジャーの観点からも含めてのメッセージなのです。作品も面白いですが、やはりウォークのテクニック重視なこのクール。ふくらはぎの筋肉痛も一緒に鍛えていきますよ。
で、石原さとみさん、どんな事してました?
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