ＣＭオーディション

　１１月１日（火）　対戦相手：演技プラン
　表参道

　石を投げると美容室のガラスが割れるくらい美容室の多い街・表参道で、こんな会社のＣＭのオーディションでした。このお話を下さった会社の方からはパントマイムの要素が必要と言われて、慣れないスーツ姿ではありますが、膝にはサポーター、スラックスの下にはスパッツを履いての臨戦体制。さーて勝ちに行きますか！

　当日現場に入ってからでないと、どんな内容を演るか解らなかったので、一応ボクの中では規定演技と自由演技があると踏んで、自由演技用の小道具と曲が入ったＭＤを持参したのですが、

　鞄から出してもいない…。

　待合室に通されると既に待っている大勢の役者さん、みーんな顔が暗く、たぶん待ち疲れだとは思うんですが、覇気が全く感じられなくて待合室がドヨーンとしてて

　アンタ達、合格る気あるんか？

　日本のパントマイム界にいる人間として、色々なマイマーさんを知っていますが、ここにいる人で知ってる人は一人だけ。どうやらマイムを専門にしてる人は少ないようです。待合室で色々書類を書き込んでいると、先月まで一緒に劇的な花売りをしてた“ムラさん”が入ってきてビックリ。今までは朋友として一緒に闘ってきましたが、今日は同じ役を争うライバルなのですよ。おのれ～、アンタには負けないぜ！って思いながら

　喫煙所でバカっ話してた。会うの久々だから。

　肝心のオーディションは規定の課題が５つありまして

　●自己紹介（３０秒ほど）
　●ポージング（カメラ前での写真撮影）
　●コンテに則したアクション（１分ほど）
　●自由演技。灰皿に引き寄せられる芝居（１分ほど）
　●ガムを噛む

　全てカメラの前での審査となります。自分の名前が呼ばれるまで約２時間。演技時間５分以内。待ってる間、色々と演技プランを練って作戦を考えたんですけどね、いざカメラの前に立つと演りたい事が１００％出せず、もっと弾ければ良かったと反省しております。

　自己採点　五分五分かな？