ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

熱帯夜で寝れない時はこれを読んで。

2004-05-31 22:33:20 | 日記・エッセイ・コラム
 5月30日(日) 対戦相手:モノ食う人々
 上野広小路亭

 三遊亭遊史郎さんの独演会を見に行って来ました。落語研究会出身ではありますが、今や落語とは殆ど縁の無い生活でして、でもやっぱり良いモノは良いですねぇ。改めて落語の面白さを実感しました。

 開演直前、客席はほぼ満席で、空いているのは一番前の席が数席。そこへ、かしましいおば様3人組が、ドタドタとなだれ込んで来ました。席に座るや否や、持っていた袋からお菓子を取り出しバーリバリ、ボーリボリ。たくましいっ!食べてる間、ペチャクチャ喋ってます。デカい声で。まあ、人間の口というのは、こうも複雑に動くのですなぁ。関心です。

 一番右に座ったおば様、髪の毛が一箇所、跳ねてます。“おばパー(←おばさんパーマの略)”特有の螺旋を描きつつ、その毛先は上方へ。
 「これから落語を見るぞ!」という気合の表れなんでしょうか?

 幕が上がり、前座さんの落語が始まりました。舞台やコンサートと異なり、客電が落ちないんですね。だから、演じている噺家さんからは客席が丸見えでしょう。その間、この3名、

 ずーっと食べてます。

 演りづらそうな噺家さん。オレの舞台だったらやっぱり演りづらいだろうなぁ。でもこれが寄席独特の雰囲気なんでしょうなぁ。3人の左に位置する奥様は旦那さんと缶チューハイをグビグビやってます。おつまみ(おそらく乾き物)も食べてます。結構なハイペースです。おかげで、この奥様、遊史郎さんの取り話の『子別れ』が佳境に入る頃には、

 爆睡!しかも足を前に投げ出して。

 客席が見えるのって、油断なりませんよ。


 5月31日(月) 対戦相手:売り言葉に買い言葉
 十条・いちょう通り商店街

 蒸し暑いです。おまけに強風です。梅雨を飛び越して夏がやってきたの?

 十条のいちょう通り商店街で『フラッグふれあい祭り』がありました。近隣にある家政大学の学生さんが、商店街に旗を送るというイベントで、出店やステージが作られ、賑わっていました。で、そこで大道芸出演です。

 こんなライブ直前で、普通なら断ってしまうところですが、ギャラが出ないにも関わらず快諾したのは、ライブに向けてのキャンペーンの一環として、チラシを配っても良いという条件でした。十条の「北区まちつくり公社」に到着すると、担当の方が、

 「大道芸さん、いらっしゃいましたー。」

 間違ってないですが、合ってもいないですよ。まあ、事前の打ち合わせは本名の“佐藤”でやっていましたから、ボクが“エディー”であることを先方さんも今日初めて知った訳で、ステージではエディーを連呼してきました。

 強風の中、へっぴり腰のジャグリングを披露してきましたが、子供たちも多く、好反応。ある男の子なんか、

 すっげぇ、これノーベル賞モンだよっ!

 ありがとう。そんな賛辞は初めてですよ。じゃあキミにはチラシ5枚あげよう。あ、その辺に捨てていかないでね。

 40分ほどのステージを終えて、会場をチラシ配りで歩いていると、家政大学の生徒さん達が、おそらく大学で作っているであろう、こんにゃくと椎茸を物販していました。

 「いや~、さっきの面白かったですぅ。」
 「そう?もっと言って。じゃあこれライブやるんで良かったら見に来てよ。」
 「そうですかぁ。じゃあこんにゃくか椎茸買ってください。」

 “じゃあ”って接続詞の使い方があっているかは別として、その子達の一生懸命さに負けて買ってしまいました。あ、缶ジュース一本付けてくれてありがとね。ライブ絶対来てね。絶対だよ。

 帰ってきて、こんにゃくと椎茸はすぐさま冷蔵庫に格納されましたが、

 どう料理すれば良いの?生で食えないよねぇ?

 240円の出費。ライブ来るのなら安い出費だけどね。


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