8月25日(月) 対戦相手:心の準備
都内某所
9月の『あるアーティストさん』のコンサート用リハーサルです。前にも書きましたが、役の数が多く曲にあわせて役を変えておりますが(別名・何でも屋)、実際に台詞を喋っている訳ではありませんので身体表現でキャラを変えたりしてこういう点では
マイムやってて良かった~。
と心から思います。ただ、難しいのは曲中での台詞の入り方でして、何処の間奏後、何拍で喋り出せば良いのかイマイチ把握できてません。これが出来ないと逆いっこく堂さんになってしまって
声が先に聞こえるよ。
まあ次のリハが来週ですからそれまで『精神と時に部屋』(という名の寝室)で猛特訓しようと思います。あと何回も出来ないからキッチリ仕上げますよ。さて、出演者さんが多いこのユニットですが、まだ皆さんとコミュニケーションが取れていないのが現状です。しかし個別稽古の時間に制作さんがボクの素性を皆さんに話してくださったようで、『男優1』の人が普段どんな事をやっているのか知っていただけたようです。今日の休憩時間には
「エディーさん、何かやって下さい。」
じゃあ、パントマイム8段として、そしてまたパントマイム普及委員(自称)として、まずは壁をご覧頂きましょう。ペタ、ペタ、ペタ。でもね、最初に言っておくよ。パントマイムって地味なんですよ。それを実感したのは見ている皆さんの「ふーん。」って雰囲気。しらけてる訳じゃないんですけど、「キャーッ!」とかは無いよね、うん。
「一番得意なヤツやって下さい。」
一番得意なヤツ?何だろう?どれも得意なんですが、じゃあ風船のマイムを。膨らまして飛ばして、あれ?まだ「ふーん。」って感じ?じゃあ、その風船をギュッと凝縮してボールにして、見てる出演者さんに投げてみた。
何か「ふーん。」が続いてる。
仕方がないのでそのボールを食べて、えーっとえーっとぉ、
「オチとか無いよ!」
思わず喋りましたが、そこでやっとウケましたよ。どうした、8段?ええ、原因は解ってます。心の準備が出来ていない時には何をやってもウケませんよ。そして、何故心の準備が出来て無いかというと、本編でも曲中の台詞の入りが出来てないから。よっしゃー、来週には
休憩中のマイムでウケを取る!
そっちなの?本編を完璧に仕上げましょう。