6月5日(木) 対戦相手:ノムラさん
近所のお店
雨の中、午前中はワンマンショーで使用する道具の買出しに行ってきました。ウチの近所に『飲食店が使用する道具の専門店』がありまして、一階にはグラスやら食器やら、紙ナプキンですとか。2階にはもうちょっと大きなモノで、鍋とかセイロとかズンドウとか。小さなモノも扱ってます。メニューとか箸とかもね。そして椅子やテーブル、製氷機なども大きな物も置いてあるこのお店は、目的が無く入っても結構楽しめるのです。
欲しかった品をあれこれ見ていると、いろんな種類があるのですが気になるのはお値段でございまして、あまりお高いモノは手が出ません。ですから、値段と機能と見た目とを総合的に判断して買うことにしました。が、ひとつ、「これイイな。」と思っていた商品には値札が付いていませんで、近くで品出しをしていたパートのおばちゃんに
「すいませーん。コレ、値札が付いてないんですけどおいくらですか?」
すると、ボクが声を掛けたおばちゃんは、
「あら?付いてないの?そう?それじゃ解んないわよねぇ。」
最初はボクへの同情かと思ったのですが、そのうち
「あら~、書いてないわ。これいくらだっけ?」
口は動きますが、手は品出しの方に夢中で、あまり親身になってる様子はありません。で、
「ノムラさーん、これ、いくらだっけ?」
「あらら、書いてないわねぇ。」
値段が書いていないのは一番最初にボクが言ったんですけど…。で、ここからはおばちゃんとノムラさんの探りあいです。「これいくらだっけ?」と「ここにあったんじゃないの?」の言葉は飛び交いますが、どっちも品出し以外の行動に出ようとはしません。何故なら、そのちょっと大きな商品を、一階のレジまで持っていって値段を聞かなければならないから。隣にあった別の商品についている値札を手にして
「この値札を持っていけばイイんじゃないの?」
それは別の商品だってばさ。しばらく続いた膠着状態も、結局おばちゃんが折れた形となりました。「じゃあ、探しますんで、お客さんは下(一階)でお待ち下さい。」と言って、おばちゃんは奥の倉庫へと入っていきました。一階のレジで待っていると
「ごめんなさいね、お待たせしちゃって。」
「いえいえ。こちらこそ、すいませんです。」
「ただね、コッチが見当たらないのよ。」
するとレジのお姉さんが
「あー、それは発注してて、明日来るんですよ。」
「じゃあ、コッチだけ持って帰ります。で、支払いは一度にしますんで。」
完全に引継ぎが終わったと思ったおばちゃん、サンプルをまた二階へと戻しに、そして品出しの続きにとエレベーターに消えていきました。が、困ったのはレジのお姉さん。おばちゃんがサンプルを持っていったもんですから、そこに無い商品がいくらなのか解らないようで
二階にダッシュしてました。