7月4日(金) 対戦相手:左隣のおじさん
山手線
7月は色々と見まくる月にしました。DVDも海外ドラマだけじゃなくて映画でしょ。今日から舞台も連続で見るし、活字にも飢えていて先日文庫を衝動買いしました。で、今、移動中はこの本を読みまくっています。思いつきで選んだ割には面白く、夢中になって目的地への到着があっという間に感じられるのです。
夕方、舞台を見に行く途中の山手線内でも、しおりを指に挟んでページをひたすらめくります。文庫本を読んでいる時の視界は、本とそのまわり数センチになるのですが、本の左の端を指がかすめていくのが見えました。左隣に座ったおじさんが、向かいの席に対して指差し確認をしたようです。で、その指の先を見ると、制服は着ていないのですがたぶん学生さん、女の子4~5人の一団が座ってたりこちらに背を向けたりの密集状態にありました。その女の子達に向かっておじさんは
指差し→カメラマンが良くやるような親指&人差し指で四角を作る仕草。
そう、それはエアカメラでファインダーを覗く様にね。で、その後
首をかしげた。
何でしょう、この一連の行動は?背を向けている女の子のワンピースの柄に首をかしげたのか、それともこの中の数人が楽器ケースを持っている事に対しての行動なのでしょうか?もう、こうなるとボクは本ではなく、このおじさんの行動から目が離せなくなるのです。ただ、ガン見は出来ませんからあくまで本を読んでるような風を装ってますけどね。で、息を殺しておじさんの行動に注目すると、このおじさん、全然アクションを起こさない。3駅、4駅まったく動かない。しばらく気にしてましたが、この時間も本が読めると思って活字を追おうとした瞬間、
おじさん、動いた!
で、起こしたアクションは指差し~ファインダー~クビかしげと、さっきと全く同じです。リプレイをし終わった瞬間、駅に停車すると同時に、おじさんはさっさと席を立ち、電車を降りて行きました。
オレ、クビかしげた。