4月12日(火) 対戦相手:隣の方
赤坂
昨日も今日も(ほぼ)ワンマンショー『やればできる子』の折り込みな日です。今日の劇場は赤坂レッドシアター。昨年、集団田中番外公演『ジーMEN』のHANA組で共演しました、若林幸樹さんが出演される『愛はガツン』の会場です。
指定された時間に到着しますと、すでに男性2人が折り込み作業中。ちょっと遅れてスタートしたワタクシですが、ビハインドもありながら二人掛かりの作業にはドンドン引き離されてしまうのです。というのも、折り込みの時には欠かせないアイテムとして
指サック
なるものがありまして、ゴム製の指がすべらない為の必需品を折り込みの際には常に携帯しておりますが、今日は最初の装着の段階で、Lサイズの太いのを右手の親指と人差し指に。Sサイズの細いヤツを左手の親指と人差し指に付けてしまったのです。細かい話ですが、両手の親指にLサイズ、人差し指にSサイズがベストだね。もう途中から左手の親指なんか血が通わなくて、
痛いんだよ。
そんなのもありまして、ペースは良くないのでした。基本的に折り込みというのは後に来た人が配布物の後ろに入れ込んでいく作業でして、そうすると前の方のチラシの裏面がボクが折り込む瞬間に見えるのです。で、じっくりと見てますと作業が進まないですから、瞬間で見える情報を何百枚と見て隣にいる方の素性を知るのは
折り込み3段レベルだぜい。
お隣で折り込みされてるのはマルセ太郎さんのカンパニーの方らしく、先に終えて帰ろうとしてる時に声を掛けさせて頂きました。
「チラシ一枚頂いてもよろしいですか?」
「どうぞ。」
「あのぉ、マルセさんのカンパニーの方でしょうか?(既に会得したデータより)」
「そうです。」
「ワタクシ、松元ヒロさんにパントマイムを習いました、エディーと申します。」
「あー、そうなんですか?」
ヒロさんはマルセさんに惚れこんでおりまして、ボクがヒロさんの舞台監督をしていたソロライブでの、マルセさんのお葬式のお話はもう絶品以外の何物でもないくらいハイレベルなお話でした。何年か前にヒロさんがマルセさんのカンパニーの芝居に出てまして、お隣の方達はその時出演されてた方達のようです。お互いのチラシを交換しあって、
マ「ではお先に失礼します。」
エ「お疲れ様でした~。」
マ「では、ヒロさんに会いましたら、よろしく…
伝えておきます。
エ「そうですね、弟子のぼくの方が滅多に会わないですからね。よろしくお伝え下さい。」
そんな会話が成された折り込みチラシにお目に掛かれるのは赤坂レッドシアターにて。