1月13日(金) 対戦相手:背骨
稽古場
【背中で立つ】という言葉があります。表現者がしっかりと演技をするための心構えのような言葉で、『背筋を伸ばして背骨で重心をしっかりと取り、お客さんに見えない後ろでも演技をする』という意味だと思っています。パントマイムを習い始めた時にも、コントの集団で色々な事を学んだ時にも、この“背中で立つ”という事を師匠や先輩に教えられました。未だにこれが出来ているかは不明ですが、昔よりは解っているつもりです。
今日は日頃溜まった疲れを取る為に整体に行ってきました。腰痛の治療がメインなのですが、腰痛というのは色々な要因から来る物でして、背骨が曲がっているとか、骨盤がずれてるとか、肩こりで肩の筋肉が背中を引っ張ってその結果腰が痛くなるとか、様々な理由から痛みが起こるのです。
いきなり腰の治療に入るのではなくて背骨のまわりや腕、ふくらはぎのマッサージをするのがこの整体のと特徴です。背骨の横の筋をほぐして貰っている最中に先生が面白い事を言いました。
「人間の生き方は背中に出るんだよ。脳で考えた事を背骨の神経を伝って背中が実行するんだな。」
なるほど。昔、習った事と同じです。表現者でなくても、その生き方や在り方というのは姿勢に出るんだなぁ。うつむかず、胸を張りすぎる事もなく、自然体でいれたらと思いました。
今日の稽古場。立ち稽古の最中に判明した事があります。
堀内クン、背筋曲がりまくってるなぁ。
本番までにこの猫背は治るのでしょうか?当日、舞台で確認してあげて下さいませ。
背骨がその人の根性あらわすなら、私のは多分DNAの模型ぐらい曲がり捲ってることでしょう...
さあ、今日も読める???
『腰痛、みのもんたさん並ですね』ですね。
“みのもんたさん波”ってアルファ波みたいに癒すか、かめはめ波みたいにスンゴイかどっちかでしょう。
背骨、曲がりくねってても最終的に顔が前向いていれば良いのですよ。うん、前だけを見つめて。
今日のオレのコメント、かっちょええ~。