何かやんなさいよ。

　２月６日（月）　対戦相手：帰り途中のおばちゃん

　ＩクスＰアリ

　

　すんげー寒いっす。関東地方、最高気温が４℃だそうで、激安と舌鼓の街・ＩクスＰアリもほとんど人気（ひとけ）がありません。どこのお店もあまり賑わってないようですが、こんな日に一番勢いがありそうなお店は

　

　４℃？

　

　・・・えーっと、寒いのは気温のせいだけじゃないのかも。でもね、気温が低いからこそ、暴走気味にほとばしるパッションと高めのテンションで郵便物回収のポス〒ィーノなのです。

　

　あまりにも寒いので、パフォーマンスしても人が足を止めませんし、パフォーマンスしててもお客さんの健康状態（寒さに耐えられるか？とか。ギャグの寒さには耐えてもらいます！）などが気になってしまって、あまり長々とは演れません。現に、ポス〒ィーノに付いて来てくれるポス卜八ウスのアテンドさんも一回目二回目のパフォーマンスに付き添って、演技中にじっとしているせいか、

　

　三回目出発目前にダウン。

　

　だから今日はポス卜八ウス前での出たり入ったりのダラダラグリーティングに時間を割いて足早に進むお客さんを笑顔で出迎えたり見送ったりしているのです。

　

　デビルスティックを持って外に出ていると、舞浜駅に向かう途中のおばちゃんが近寄ってきて

　

　「それ、何なの？」

　「これですか？何だと思いますか？」

　「魔法の棒！」

　「そうなんですよ。不思議な事が起こるんですよ。」

　「じゃあ何かやんなさいよ。」

　

　美Щ憲一か？細ホ和子か？じゃあ何かやりますよ。見てて下さいね。金色に輝くスティックをコンコン打って、少しだけ宙に浮かせました。すると、

　

　「すごいなぁ。ワタシには出来んわ！」

　

　何でも自分の事に置き換えますね、おばちゃんって。金色の棒が地上５ｃｍの高さから地面に着くと、

　

　「すごいなぁ。うん。すごいわぁ。」

　

　ブツブツ言いながらおばちゃんは、大きなお土産を両手いっぱい持ってフウフウ言いながら去っていきました。

　

　あのぉ、見せ場、これからなんですけどぉ。