秋篠宮家が商売をしに来たルクセンブルク皇太子を食事に招き近しく接したという事は、秋篠宮家の立場が実はそれほど重くない、皇太子と同等ではない事を示す。
そして、皇太子との面会写真を公表しなかった愛子様の方がむしろ重要な立場にある事を示した。
ルクセンブルク皇太子は自国の企業関係者達を70人ほど引き連れての来日で、都内やつくばを訪問し日本の財界との交流や産業技術の見学などが来日の主たる目的。
日本の天皇は実務的な活動を行わない事が法で定められている。
それは、特定の人間や特定の団体を優遇し不公平にならない為である。
だから、天皇陛下はお立場上皇太子と最小限の交流、面会だけに留めたのだ。
日本とルクセンブルクの経済交流は日本にとって大きな利益となる。
ただ、すべての国民やすべての会社がその事で直接利益(恩恵)を受ける事にはならない。
だから、経済ミッションを何らかの形で支援する事になれば、特定の団体や特定の人達を支援した事になる。
公平性の問題があるのだ。
もし、天皇陛下がルクセンブルク皇太子を食事に招待し親しく交流をすれば、経済ミッションの後押しとなる。
商売で最も重要なのは「信頼」。
「天皇陛下がルクセンブルク皇太子と親しい」
という印象はルクセンブルク皇太子に対する日本人の心象を良くし、信頼度は高まる。
内廷皇族は天皇に準ずる形で公平性に配慮する事が求められる。
なぜなら、内廷皇族は天皇と財布が同じ家族だからだ。
同居の家族となると更に責任は重い。
なぜ、天皇と財布が同じ家族、同居の家族は公平性に配慮しなければならないのか。
「天皇が自分に代わって家族に特定の人間や特定の団体を優遇させ見返りを貰う」
という事を避ける為である。
皇太子が天皇に準じて制約を受けるのは、皇太子という地位ではなく財布が同じ内廷皇族だからだ。
皇太子は独立後も天皇の財布を共有する唯一の子供。
いずれ相続となった時の為に財布を共有し財産を共有している。
つまり、皇太子も一連托生。
宮家は公平性を求められない。
逆に名誉総裁を務め特定の分野や特定の団体を支援する役割を担っている。
秋篠宮家も皇嗣家にはなったものの名誉総裁職を辞する事はなく、特定の分野、特定の団体の支援を続けている。
だから、商売をしに来たルクセンブルク皇太子をアピールする結果になっても問題にはならない。
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