過去、女性天皇は居たが、天皇の未亡人か未婚に限られる。
それは、
「必ず妻より夫が上」
という因習により、
「必ず夫が先に皇位に就く」
というしきたりがあったからだ。
「妻より夫が上」という因習は、日本に限らない。
欧州も、「夫婦の共同統治」という形で、夫が上の立場を守った。
・家の当主は夫
・夫が居ない未婚女性や夫が亡くなった未亡人は、家の当主になれる
というしきたりも、
「妻より夫が上」
という因習によるもの。
女王を戴く欧州王室でも、未だに守っているしきたりだ。
エリザベス女王は、エジンバラ大公の夫人であって、マウントバッテン=ウィンザー家の当主は、夫フィリップ(エジンバラ大公)であった。
また、スウェーデン王室も、皇太子は長女だが、皇太子家の当主は夫の方である。