(続き) もう少し、原稿用紙の使い方についてこぼれ話をしましょう。よく、修正で文字が入りきらないで、マス目以外に「吹き出し」風に修正を入れる人がいます。これはやりたくてやったわけではないのはわかりますが、可能な限り避けましょう。なぜならば、マス目以外に書かれた文字は、評価対象とはならないと思われるからです。つまり、採点者はマス目に入った文字しか見ませんし、それ以外のところに文字が書かれていても無いものとみなします。もし、吹き出し部を無視して、マス目内の文字だけで読み通して、意味が分からないような文章になったら減点になります。修正は最低でもマス目内を読んで意味が通るように修正するのが原則です。これに絡んで、私もかなり以前受験した時に面白い体験をしました。その時は、マス目外の余白部に論文を書くためのメモ書きをかなり書き込んでいました。しかし、時間ぎりぎりになってしまい、ついそれらのメモを消すのを忘れて提出してしまったのです。後からそのことに気が付き、合格できないだろうと落胆していたのですが、合格証が届き大変驚いたのを記憶しています。このことは、マス目の外に何かを書いても大きな減点にはならないととらえることができるでしょう。だからといって、皆さんはマス目外に安易に汚く書き残すようなことはしないようにしてください。あまりひどいと心証の面で悪く評価されることはありえますので・・・・・それでは今日も頑張りましょう。(完)…ITストラテジスト試験対策の決定版!「情報処理教科書ITストラテジスト2019年~2020年版」と論文対策のロングセラー「ITストラテジスト最速の論文対策」(TAC出版)最新第4版で、ゴールデンウィークのスタートダッシュを図りましょう。どちらも2018年最新過去問に対応しています。午後2では、2冊間で同じ問題でも異なる模範論文で解説しています。合わせてご利用ください。