(続き)
折角なので、これまで自分が書いてた論文を、ながめてみると良いでしょう。
しかし、解答者としてではありません。
採点者になった視点で読んでみましょう。
良い論文は少し読んだだけで、それに対応する元の問題が
どれであったかがすぐ分かります。
本番の試験会場では、選択した問題に必ず、
丸印をつけるように繰り返し注意が促されます。しかし、良い論文は印をつけなくても
何を選んだのかすぐ分かります。
(注)もちろん皆さんは本番では必ず印をつけて下さい!
ここで言いたいのは、良い論文は、それほど、設問に忠実に構成されているということ
です。
採点者は、論文のタイトルをまず見ます。そしてそのタイトルと、設問の
要求している事項が整合性が取れているかをチェックします。
これだけで、その年度の3問中のどれを選んだのかがすぐに分かります。
一方、出来のよくない論文は、印がついていても、本当にその問題を選んだのか
判断できないものが多いようです。つまり設問の要求事項を無視して
勝手にタイトルを作って、言いたいことだけ書いて論文としているものです。
特にこの傾向は、設問アに対応する論述部で大変多いです。
受験者の間では、設問アは、評価対象外なので、準備した論文を
そのまま書き写せばよいような考え方をされている人がいるようです。
これはあまりよい方法とはいえません。
このような考えで書かれている論文は、チョット見ただけで採点者には
すぐに分かります。そして余り良くない心象を残す可能性があります。
例え設問アの評価配分が高くなくても、全体の整合性評価項目があったとしたら、
その項目の評価では減点になる可能性があります。
このようになっていないかどうか、もう一度自分の論文をながめてみてください。
選択した問題がすぐにどれかわかりましたか?
そしてそのようにならないためにも、
参考書籍「ITストラテジスト 午後2最速の論文対策」(1,680円)の
演習シートに従ってタイトル設計することを忘れずに本番にのぞんでください。
以上
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広田 航二 | |
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(続く)
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