具体的には・・・タイトルだけ見るとうまくできていますが、内容が伴っていないケースです。例えば節タイトルでは「2-2 立案したビジネスモデルと適用した通信技術」などとなっていても、節の中では無線LAN網を利用者の反対を受けながらなんとか構築した苦労話に終始している場合です。ここではまず第一に立案したビジネスモデルについて論述しなければならないはずです。ところがそれが抜けてしまって、自分が語りたい苦労話だけになってしまっています。これでは、採点者としては聞きたいことが聞けないわけですから、大きな減点をせざるをえません。最近の受験者の傾向として、本書も含め複数の受験対策書籍でタイトルは設問に合わせるように指導している効果もあり、タイトルがブレる論文は少なくなったきたように感じます。しかし、このケースのように論述の内容自体が大きくぶれている論文は依然多いのが現実です。それでは、どのようにすれば、このような内容のブレを防止できるのでしょうか?それには(続く)・・ITストラテジスト試験対策の決定版!「情報処理教科書ITストラテジスト2019年~2020年版」と論文対策のロングセラー「ITストラテジスト最速の論文対策」(TAC出版)最新第4版で、ゴールデンウィークのスタートダッシュを図りましょう。どちらも2018年最新過去問に対応しています。午後2では、2冊間で同じ問題でも異なる模範論文で解説しています。合わせてご利用ください。