恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵
◆心ここにあらざれば・・・◆
先の続き・・・
そうすると、実際に嫌な事が現れてこなくなります。
それでも時々、怒りを発したくなる状況が襲ってきたりして、試されます。
しかし、怒りたくなっても、算盤を置いて損得勘定をし、
損だと思ったらすぐやめることです。
自分の心を苦しめる結果となるとわかったなら、
その苦しみの原因となる怒りや憎しみなどの感情を発するべきではありません。
それに、人のことを非難したり、人の悪口を言っている暇など本来はないはずです。
自分の心を汚さず、苦しめないための努力を続けることです。
一瞬一瞬を大切に生きることです。
道を歩いていて何か急ぎの用があるとか、
目的の場所に一刻も早くたどり着こうとあせっている時は、
周囲の景色が目に入りません。
その用事さえ済ませると、心にゆとりが出て、
ああ綺麗な花が咲いているなあと気がついたりします。
長い人生の中で常に心にゆとりのある日々の生活が、
自然や人間やあらゆる物事と心の交流を楽しみながら、
潤いのある心の旅路であるためにも、大切であるといえます。
~ 感謝・合掌 ~