福岡大学映画研究部

福岡大学映画研究部の活動報告・情宣をしていきます。
本学構内で年に5回、商業、自主制作映画の上映会を行っております。

鑑賞課!!『ルーム』(ネタバレ注意)

2016-10-25 10:28:14 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

最後の課会なので私が今年観た中で一番感動した映画を流そう!!
ということで今回鑑賞した映画は…

『ルーム(2015)』です!

《あらすじ》
ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。ジャックが5歳になったとき、ママは「ママの名前はジョイ、この「部屋」の外には本当の世界があるの」と打ち明ける。混乱するジャックを説き伏せて、決死の脱出を図るが…。

課員みんな泣いてました…(笑)

この作品は今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。そこで主演のブリー・ラーソンの演技に注目して鑑賞してもらいました。

《部屋》にいたときのジョイ(ママ)は息子のジャックという守るべき存在がいて強い母親でした。私もそんなジョイを見てたくましくて強い女性だなと思いました。

しかし、《部屋》を出たジョイは外の世界にどんどん慣れていくジャックとは反対に、周囲の目線を気にし、奪われた7年間のことを考えてしまってどんどん弱っていってしまいます。そんな彼女でしたがジャックから生きる希望をもらい人生を楽しもうと決意します。

ジョイを演じたブリー・ラーソンは息子を守る強い母親と、普通の女の子としての弱い部分を上手く演じられていたと思います。

あと息子のジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイ君の演技も素晴らしかったです!
母親が子供を守るだけではなく子供の存在も母親にとっては大きな存在でお互い助け合っているのだと感じました。

自分が親になったときにまた鑑賞してみたいです!

以上が活動結果報告です!

私が鑑賞課長を務める課会これで終わりです!
課長として至らない部分も多々ありましたが、課員に映画の魅力を少しでも伝えられたのであれば幸いです。
支えてくださった部員のみなさん本当にありがとうございました!!

次の鑑賞課長の課会も楽しみにしていてください!

では!!

鑑賞課!!『キンキーブーツ』(ネタバレ注意)

2016-10-18 10:04:39 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…


『キンキーブーツ(2005)』です!

《あらすじ》
父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続し、工場の起死回生に頭を悩ませる優柔不断な青年チャーリーは、偶然出会ったドラッグクイーンのローラからインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく…。

『ティモシーの小さな奇跡』のジョエル・エドガートンと『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー主演のコメディ映画です。キウェテル・イジョフォーのドラッグクィーンの姿にも注目です!

みんなには主人公のチャーリーとローラが抱える共通の悩みは何なのかについて注目してもらいながら観てもらいました!

2人が共通の悩み…実は冒頭のシーンにヒントがあって、
・子供時代のローラが女の子用の靴を履いているところを父親に怒られるシーン
・子供時代のチャーリーと父親との思い出のシーン
2人の悩みとは「父親の存在」だということがわかります。

チャーリーは父親の靴工場を引き継ぐことになりますが、社員から信頼されていた父親のようにはなれず苦労します。
ローラは「心は女の子の男の子」ということを父親に認められず自分もそのことに自信が持てません。(女装したローラだと自信が持てるのに本来の姿になると自信がなくなります)

では2人はどうやってこの悩みを克服したのか…それは自分自身を認めることだと考えました。
チャーリーは「僕は父親じゃない!!」と自分のやり方で工場を守ります。それによって社員からも認められるようになりました。
ローラは男性でもなく女性でもない女性の心を持った男性としての自分を認めることで自信を持ちます。


このように登場人物の抱える問題や悩みは何なのか考えてそれに対してどうやって克服していくかを観るのが映画の楽しいところでもありますね!

以上で活動結果報告はおわりです!

なんと!!いよいよ来週が私が鑑賞課長を務める最後の課会です!寂しいですね…(笑)
来週もよろしくお願いします!!

鑑賞課!!『クロニクル』(ネタバレ注意)

2016-10-04 08:16:04 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…


『クロニクル(2012)』です!

《あらすじ》
カメラオタクのアンドリューは暴力的な父親と病気の母親と共に暮らし、母親の薬を買うのにも苦労している。ある日、同級生のマットとスティーヴとともに偶然、謎の青い隕石に接触したことから超能力に目覚めるが…。

ジョシュ・トランク監督、デイン・デハーン主演のSF青春映画です。

みなさんは「POV方式」をご存知ですか?「POV方式」とは「Point of View Shot」の略で、カメラの視線と登場人物の視線が同じになるように撮られ、ドキュメンタリーのようなリアリティのある映像になります。この映画の大半は主人公のカメラで撮影しているという設定になっています。

鑑賞後は印象に残った「POV方式」の使われ方について話し合いました!

やっぱりリアリティがあって空を飛んだりするような非現実的なシーンでも自分が空を飛んでいるように感じました。(某テーマパークの◯パイダーマンやハリー◯ッターみたい…笑)
また鏡を用いて撮影者も映していたシーンや超能力でカメラを浮かして撮影しているシーンがすごかったとのことでした。主人公のカメラ以外にも監視カメラやスマホのカメラで撮影されているシーンもあるので「このシーンはどうやって撮影されてる?」っていうのも考えながら観るのも面白かったです。

私が気になったのは前半、車の事故で死にかけた人を助けるシーンでマットとスティーブが助けるところをアンドリューはただ撮影しているだけでした。そこでアンドリューの臆病な性格が表されていました。「POV方式」だとカメラの持ち手の性格も表されるのかなと思いました。


最後に、みんなに「POV方式」が使われるのにふさわしい映画を聞いてみました!
結果は…圧倒的にホラー映画でした!やっぱりリアリティがあったほうがハラハラしますよね…(笑)

以上で活動報告は終わりです!来週は体育の日で鑑賞課はお休みです!
ではみなさんまたお会いしましょう!!

鑑賞課!!『ビッグ』(ネタバレ注意)

2016-09-27 10:02:47 | 鑑賞課
お久しぶりです!鑑賞課長です!
後期の課会が昨日から始まりました!

後期最初の作品は…

『ビッグ(1988)』です!

《あらすじ》
カーニバルの夜、望みをかなえる魔王のボックスにコインを入れた12歳の少年ジョッシュは、翌朝目覚めると少年から大人に成長していた。親友の協力によって玩具メーカーに就職したジョッシュだったが、持ち前の自由な発想が社長に認められて昇格していく…。

しかも今回は有朋会館の大ホールで鑑賞しました!


主演はトム・ハンクスです。トム・ハンクスは見た目は大人、中身は子供の主人公をコミカルに演じています。今はシリアスなものが多いイメージのトム・ハンクスですが昔はコメディ俳優だったのです!


鑑賞後はトム・ハンクスの演技のここがすごかった!について話し合いました。

少年のような目の輝き、ご飯の食べ方、友達や恋人との戯れ方など…本当の子供のように演じているのがすごいとのことでした!

私が一番子供っぽいなと感じたのは走るときに手を大きく動かしながら走っているところです(笑)

あとみんなが感動していたのはピアノのシーンです!


みんな撮影のときにこんな感じだったのではと想像しながら話していて盛り上がってました!

現在、トム・ハンクス主演の映画『ハドソン川の奇跡』が公開中です。また、10月末には『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの最新作『インフェルノ』が公開されます。ぜひ、トム・ハンクス主演の新作公開に合わせて、過去の作品を観てみてはいかがでしょうか?

今週の活動報告は以上です!私の鑑賞課も残り3回です!まだしばらくは私の課会にお付き合いください!では!

鑑賞課!特別編!『おすすめ映画合同説明会』

2016-07-05 08:41:03 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回の鑑賞課は映画鑑賞ではなく…


『おすすめ映画合同説明会(合説)』を行いました!

『おすすめ映画合同説明会』とは…
課員がみんなにおすすめしたい映画を1本選んでその映画の魅力(ストーリー、俳優、演出etc…)などを発表するといった内容です!

以下は発表風景です!







紙芝居だったりパワーポイントだったり発表方法も凝っていて面白かったです!

あと発表を聞く人にはこれを配りました!

みんなの発表を聞いて「観たくなった!!」といった映画をリストにしてもらいました!そしてこのリストが夏休み(とは言わずに今年中の)自由課題となるのです…!(笑)

最後に…どうしていつもの映画鑑賞ではなく、このような課会を行ったかというと、いつもは私がみんなに観てもらいたい映画を選んでますが、部員が部員に映画を紹介するという部員同士の鑑賞の輪を広げたかったからです!今回の課会で課長から部員だけでなく部員から部員の映画の紹介ができました!
素晴らしい発表でご協力してくださった課員の皆さんありがとうございました!!

前期の鑑賞課は今回で最後でした!後期も映画を鑑賞していきます!
後期もよろしくお願いいたします!!