gooブログはじめました!ホームページ「16葉のクローバ」の番外編です。

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ふるさと

2014-05-01 08:27:03 | 自遊人マサル詩集


「ふるさと」

ビルという名の 林を抜ける
首都高という 排ガスの道

都心を グルリと一周し
東西南北に 伸びる道

空には 青空はなく
星空も 七色のネオンにかき消され
商店街もなくなり 高層ビルに吸い込まれ
一軒家が無くなり 4~5軒の家が建つ

日進月歩で 移り変わる街並み
我が故郷

故郷の迷子にならぬよう
瞼に残る故郷を 心に焼き付けておこう

前例がない

2014-03-17 10:16:05 | 自遊人マサル詩集


「前例がない」

大嫌いな言葉 前例がない
都合の良い言葉 前例がない

自己の職責を守る 最大の言葉
幾度となく この言葉に
阻まれ 閉ざされ 落胆し

幾度となく この言葉を
打ち砕いて きただろう

どの社会にも 通る言葉
どの社会でも 使う言葉
どの社会にも 残る言葉

日進月歩を 阻む言葉
現状維持の 言葉です

マゴ

2014-02-25 09:45:28 | 自遊人マサル詩集


「マゴ」

ただ黙って 抱きしめて
見つめている 目 鼻 口 顔

似ているのは 何処かな
何処が 似ているのかな

他人に そっくりだと云われ
確認するように 鏡に写し
自分の生きた 証が残る

自分の血を分け 受け継いだ
小さな小さな 人間

どんなことでも してやりたい
何事からも 守りたい

我が命の 続く限り

あく抜き

2014-01-07 09:39:53 | 自遊人マサル詩集


「あく抜き」

人生の あく抜きは何
38年間の あく抜きは何
自分の あく抜きは何

山菜の蕨には 灰があり
生筍には 糠がある
ラッキョウには 塩水が有る

ネクタイを外し 毎日が日曜日
朝のウォーキング 孫との遊び
友との 目的のない旅

自分の足で行く 温泉周り
寺社 仏閣 札所巡り
人生最大の あく抜きであろう

誰かが タオルを投げるまで

意地

2013-12-24 17:08:37 | 自遊人マサル詩集

「意地」

男の意地 女の意地
負けるのに 勝つという

出来ないのに 出来るという
書けないのに 書けるという

行きたいのに 行かないという
見たいのに 見たくないという

聞きたいのに 聞きたくないという
食べたいのに 食べたくないという

飲みたいのに 飲みたくないという

何時でも何処でも 俺は男だ
自分の弱みを 隠している

影法師

2013-11-07 09:03:50 | 自遊人マサル詩集


「影法師」

おまえ 誰よ 俺の味方かよ
何時も 俺の傍にいる おまえ

寝ても 覚めても そばにいて
日向となり 影となり
助言したり 苦言したり
何かする時は よく考えろといい
話すときは ちょと待てと言う

生まれた時から そばにいて
何時でも 何処でも 俺を見守り
これからも 一生はなれずに
そばにいて 見守ってくれる

おまえ 誰かよ 俺の味方かよ

我が道

2013-09-01 17:10:42 | 自遊人マサル詩集



[我が道」

人には生まれ持つ 意思がある
意思をまげて 生きるより
意思を貫いて 生きようよ

自分の言葉を 必ず守り
自分の行動には 責任を持ち
自分に正直に 生きようよ

人を騙すより 騙されようよ
器用に 生きるより
不器用に 生きようよ

何事にも 言い訳せず
何事にも 前向きに
痩せても枯れても 男だろう

男の花道 歩こうよ

南国沖縄

2013-08-05 08:43:20 | 自遊人マサル詩集


「南国沖縄」

女子高生の悲惨を伝える
ひめゆりの塔

焦土の大地 灰色の空
血に染まる赤い海 赤い砂

地獄のような みなみの島沖縄

50余年の 悠久の時を重ね
取り戻 美しき南国の自然

青い海 白い砂浜 緑の大地
透き通る青い海 沖縄

東シナ海の静かな海
時々見せる 白い波頭

風の囁きに耳を澄まし
時を忘れ 心を癒し
尊い犠牲の平和 噛みしめる

赤い矢印の道

2013-06-04 20:44:09 | 自遊人マサル詩集


「赤い矢印の道」

曼荼羅の世界を歩く
長い旅路の1200キロ
街を抜け 村を抜け
野を越え 川を渡り
山を越え 谷を渡る

春のは花の山里
夏には朝霞の山里
秋には実りの山里
冬には雪の山里

四季折々 移り変わる
山里の美しさ 厳しさ
風も渡る 鳥も渡る

いにしえの小道
今も続く 遍路道