gooブログはじめました!ホームページ「16葉のクローバ」の番外編です。

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イビサ

2013-06-05 08:36:55 | 今日子詩集


「イビサ」

自分が何者で
自分が何を求めているのか・・・
そう自らに問う者は多い
まともな感覚だろう

イビサはスペインの小さな島
それがどんな島で
どんな意味があるのかは 人其々に違う

いいや それは何のイメージも持たない
貼りついた写真に過ぎないかもしれない・・

自分と向きあうために
只それだけに 存在する蜃気楼
そしtプロセスの一つなのだ

自分を知ることは 大変危険な行為
あらゆるものが
知識 環境 常識 宗教 愛 家族 友人・・・
そんなものがまとわりついて 逃げ道を誘う

結局 死ぬまで 本当の自分に辿り着けなくて
肉体を脱ぎ捨て去る時
無意味なものに翻弄されていたことに気付き
自分の魂の叫びを断末魔に聞くことになるのだ

(注 イビサ 村上龍の小説より)

赤い矢印の道

2013-06-04 20:44:09 | 自遊人マサル詩集


「赤い矢印の道」

曼荼羅の世界を歩く
長い旅路の1200キロ
街を抜け 村を抜け
野を越え 川を渡り
山を越え 谷を渡る

春のは花の山里
夏には朝霞の山里
秋には実りの山里
冬には雪の山里

四季折々 移り変わる
山里の美しさ 厳しさ
風も渡る 鳥も渡る

いにしえの小道
今も続く 遍路道

ほたる

2013-06-04 20:36:16 | 佐藤もも詩集


「ほたる」

ふたりで
ホタルを追いかけている
時が好き

あのホタルたちは
かなわぬ恋の
魂なのでしょうか

きっと結ばれぬ恋を
諦めきれずに
彷徨っているのでしょう

私たちも出会わなかったら
さみしい夜を
彷徨っtいたかもしれない